関連度の概要
コンピューターのさまざまな側面を迅速かつ非侵略的に検査するために、Relevance Language が作成されました。
この人間が判読できる言語は、本製品の中心的な存在であり、Fixlet の作成者はこの言語を使用して、修正が必要なコンピューターのみ (他のものは含まない) をアクションの対象にすることができます。不具合のあるマシンのみを確実に修正することができます。
Relevance Language では、コンピューターのプロパティーを余すところなく迅速に照会することができます。ほとんどのコンソール・オペレーターは Fixlet メッセージの作成を他のユーザーに任せているため、Relevance Language を使用しなくてもコンソールの操作に影響することはありません。ただし、パワー・ユーザーであれば、Relevance Language で作成した短いコードの行 (「関連式」と呼ばれます) を使用してコンソールをカスタマイズできます。これにより、ネットワーク上の BigFix クライアント・コンピューターを非常にきめ細かく制御できます。
典型的な関連式を以下に示します。
vendor name of processor
この式は CPU の製造元の名前 (Intel や AMD など) を返します。この名前を使用して関連度を判別することができます。
関連式を使用して取得プロパティーを作成し、作成した取得プロパティーを使用してネットワーク内のクライアントを編成してフィルタリングすることができます。例えば、BigFix クライアント・コンピューターの情報を得るために役立つと思われるプロパティーを以下に挙げます。
プロパティー名 | 関連式 | 結果 |
---|---|---|
Pentium | Pentiumを含むメインプロセッサーのファミリー名 | プロセッサーが Pentium である場合は true。 |
小さなドライブ (Small drive) | 「C:」ドライブの総スペース < 2000000000 | ドライブが 2 GB より小さい場合は true。 |
時計が不正 (Bad clock) | 絶対値 (現在時 - 見かけの登録サーバー時間) > 1 時間 | 時計が 1 時間以上停止している場合は true。 |
IE バージョン | レジストリー内「iexplore.exe」アプリケーションのファイル・バージョン | Windows コンピューターでの Internet Explorer のバージョン番号。 |
Mailto App | レジストリー内のキー「HKEY_CLASSES_ROOT\mailto」の適用 | Windows コンピューターで、ブラウザーからの Mailto 要求を処理するアプリケーションの名前。 |
Word 実行中 | (小文字での) 名称が「winword.exe」の実行中のアプリケーションが存在する | Windows BigFix クライアント・コンピューターで Word が稼働している場合は true。 |
Bios 日付 | Bios の日付 | Windows コンピューター上の BIOS 日付 (存在する場合)。 |
プロセッサー | プロセッサーの数 | BigFix クライアント・コンピューター内のプロセッサーの数を返します。 |
上記のカスタム・プロパティーがどのように機能するかを確認するには、「プロパティーの管理」ダイアログを使用します。「新規追加」ボタンをクリックしてプロパティー名を入力し、テキスト・ボックスに関連式を入力します。
有用な取得プロパティーの数は非常に多いため、ここにすべてを挙げることはできません。取得プロパティーを幅広く掲載したリストについては、サポート Web サイトを参照してください。関連度について詳しくは、「Relevance Language リファレンス」を参照してください。