メール・ボックス
クライアント・メールボックスを使用すると、暗号化されたアクションを、すべてのクライアントにブロードキャストする代わりに特定のクライアントに送信できます。
これにより、クライアントはすべてのアクションに対して資格を持つ必要がなくなるため効率性が向上し、ネットワーク・トラフィックが最小化されます。その結果、以下のようになります。
- クライアントは、ターゲットとなった場合にのみ中断される。
- クライアントは、自身に関連しないアクションについて、レポート、評価、収集、およびアクション処理を実行する必要がなくなる。
メッセージは受信者ごとに特別に暗号化されるためプライバシーが保証されます。ターゲット・クライアントのみがそのメッセージを復号できます。
クライアントのメールボックスは特別なアクション・サイトとして実装され、各クライアントは自動的にそのサイトをサブスクライブします。クライアントは、 このサイトに加えてマスター・サイトおよびオペレーター・サイトでアクションをスキャンすることを知っています。
暗号化されたアクションをクライアント・メールボックスに直接送信するには、以下の手順を実行します。
- 「アクションの実行」 ダイアログを開きます (「ツール」メニューやその他のダイアログで使用可能)。
- 「ターゲット」タブをクリックします。
- 「デバイスの選択」または「デバイス名の入力」をクリックします。クライアントの静的なリストを指定した場合にのみ、メールボックスが使用可能になります。動的にターゲットとなったコンピューターは暗号化されず、代わりにオープンな状態でマスター・サイトまたは特定のオペレーター・サイトに送信されます。バージョン 9.0 より前のターゲット・クライアントを選択した場合も、アクションはマスター・サイトまたはオペレーター・サイトに送信されます。
- 「OK」をクリックします。コンピューター ID またはコンピューター名によりターゲット設定されたアクションが、暗号化されてクライアント・メールボックスに送信されます。
アクションをデプロイするオペレーターの ID がアクションとともに含まれています。アクションを実行する前に、クライアントはまず現在そのオペレーターにより管理されているかどうかを判別します。そうでない場合、クライアントはアクションの実行を拒否します。