スナップショットのロールバック
「SLE Btrfs スナップショット管理」ダッシュボードのロールバック・オプションを使用して、以前のシステム状態にエンド ポイントを復元することができます。ロールバック機能を使用して別のスナップショットにロールバックすると、正しく構成されていないエンドポイン トのシステム・ファイルをリセットすることができます。
始める前に
- バージョン 9.0 以降の BigFix サーバーとコンソ ールを使用していること。
- バージョン 9.2.1 以降の BigFix クライアント を使用していること。
- SUSE Linux Enterprise Desktop および SUSE Linux Enterprise Server 11 SP2 以降を使用していること。
- 「パッチ・サポート」サイトをサブスクライブする。
- /var/opt/BESClient/* ディレクトリーがスナップショットから除外されていること。スナップショットを取得する際にデータ・ディレクトリーを除外するには、 「スナップショットからクライアント・ディレクトリーを除外」タスクを実行します。このタスクを実行すると、スナップショットを取得する際に /var/opt/BESClient/* ディレクトリーを除外するために必要なディレクトリーとファイルが作成されます。
このタスクについて
- ブート・ローダー上のディレクトリー内の構成変更をロールバックすることはできません。
- カーネルをインストールするには、カーネルのブート・エントリーを手動で削除する必要があります。そのため、カーネルのインストールで完全なロールバックを実行することはできません。
- 除外されたマウント・ポイントと ext3 ファイル・システムをロールバックすることはできません。
手順
- 「パッチ管理」ドメインから、をクリックします。
- 表示するスナップショット履歴が存在するエンドポイントを選択します。
- ロールバックするスナップショットを選択して「ロールバック」をクリックします。
注: 完全にスナップショット前の状態に戻すと、YaST または Zypper 以外のプロセスで行った変更内容が影響を受けます。そのため、ロールバックを開始する前に、現在のシステム状態とスナップショットとの差異を確認する必要があります。「スナップショットへのロールバック」ウィンドウが開きます。
- オプション: ロールバックの追加パラメーターとして、ファイル名を指定することができます。「適用」をクリックします。
注: ファイル名を指定しなかった場合、変更されたすべてのファイルが復元されます。
- 「アクションの実行」ウィンドウで、コンピューターを選択し、「OK」をクリックしてアクションを実行します。
次のタスク
snapper_rollback.log ファイルを確認します。