概要

BigFix®Patch for Red Hat EnterpriseLinux を使用すると、最新の更新とサービス・パックで、Linux クライアントを最新の状態に維持できます。

パッチ管理は、BigFix「Patches for RHEL」 Fixlet® サイトを介して提供されます。BigFix は、新規のパッチまたは更新が入手できるようになるたびに Fixlet をリリースします。Fixlet により、企業内でそのパッチまたは更新を必要とするすべてのコンピューターが識別され、修正が適用されます。BigFix コンソールのオペレーターは、キーを数回押すだけで、関係するすべてのコンピューターにパッチを適用し、ネットワーク全体の適用の進行状況を視覚化することができます。

BigFix エージェントは、オペレーティング・システムのバージョン、ファイルのバージョン、システムの言語、および他の関連する要因をチェックして、パッチが必要かどうかおよびいつ必要となるかを判別します。

多くの場合、BigFix Patch for Red Hat Enterprise Linux の Fixlet® には、コンソール・オペレーターが問題を回避するために一般的に使用できるメモが含まれており、これらのメモの使用によりパッチ処理に付加価値を与えることができます。BigFix Patch for Red Hat Enterprise Linux には、ユーザーのフィードバックをメモに取り込むことで、最新の情報を受信できるようにする機能もあります。

Fixlet により、大量の更新およびパッチを比較的簡単に管理することができ、どのようなスケジュールの下でも、自動化され、対象が絞り込まれた適用作業を実行できます。ネットワーク帯域幅を最適化するために大容量のダウンロードを段階的に実行でき、インベントリーまたは監査の制御のために、適用プロセス全体をモニター、グラフ化、および記録できます。

新機能

このリリースの Patch for Red Hat Enterprise Linux には、Red Hat Enterprise Linux 7 for Power ppc64 (ビッグ・エンディアン) のサポートが含まれています。Red Hat Subscription Management (RHSM) ダウンロード・プラグイン、RHSM ダウンロード・キャッシャー、および複数パッケージのベースラインのインストール機能が、RHEL PPC64BE 7 向けパッチでサポートされるようになりました。