以前のリリースで追加された機能
BigFix 10 用 MCM の以前のリリースで行われた機能強化の概要。
BigFix Mobile および MCM v2.0 のアップデート
BigFix Mobile
- BigFix Mobile は独自のライセンスを持つ携帯電話とタブレットを管理するための個別ソリューションです。モバイル・デバイスを登録または管理するには、BigFix Mobile ライセンスを購入する必要があります。BigFix Mobile ライセンスがない場合、WebUI では Android、iOS、iPadOS ワークフローへの参照が表示されず、Windows (Windows 10 および Windows 11) と macOS ワークフローのみがサポートされます。
- BigFix Mobile ライセンスはモバイル・デバイス・サポートのみであり、Windows または macOS MDM 管理は含まれません。ただし、一部の依存関係により、これらのプラットフォームの MDM コントロールが技術的に BigFix Mobile に対しても機能します。2021 年末までの顧客のみが該当します。
MCM と BigFix Mobile v2.0 のアップデート
このセクションでは、このリリースでの MCM と BigFix Mobile の両方に適用される機能に関するアップデートを説明しています。
- WebUI ユーザー・エクスペリエンスのアップデート
- モバイル・サポート:BigFix Mobile ライセンスを持っている場合は、WebUI を使用してモバイル・デバイスを管理できます。WebUI はライセンスに応じて UI を動的に表示します。
- MCM ダッシュボード:Modern Client Management ダッシュボード ダッシュボードは、デバイス管理、デバイス・セキュリティー、デバイス暗号化のあらゆる側面に関するインサイトを提供します。
- 移動先: このドロップダウンは MCM アプリケーション内のさまざまなページに移動できるクイック・リンクです。
- 管理セクション: 「管理」セクションから、MDM サーバー、プラグインをインストールして、操作タスクを実行できるようになりました。
- ポリシー・グループ: MDM ポリシー、カスタム・ポリシー、アプリケーション、BigFix エージェントを組み合わせることによって、登録時に MDM エンドポイントにデプロイされるデフォルト・ポリシーを作成できます。詳しくは、ポリシー・グループを参照してください。
- 正常性チェック:BigFix Mobile 環境とディスク暗号化をモニターできる正常性チェックが強化されました。詳しくは、『正常性チェック』を参照してください。
- Apple ブートストラップ・トークンのサポート
MCM はブートストラップ・トークンの使用を必要とする MDM 操作をサポートするようになりました。詳しくは、『Apple デバイスのブートストラップ・トークン』を参照してください。
- 新たな Fixlet - Apple 登録証明書の期限切れ前更新
このリリースでは、MDM 登録時に Apple デバイスに割り当てられている Apple デバイス ID 証明書を更新する Fixlet を導入しました。詳しくは、『有効期限前に Apple 登録証明書を更新する』を参照してください。
- MDM デバッグ・ツール
このツールを使用して、個別/グループ/すべての MDM モジュールのログ・レベルを設定し、REST API を使用した MDM 登録済みデバイスでのコマンドの実行とポリシー設定の更新ができます。異なる MDM レイヤーで通信障害が発生した場合に、実動時の問題を迅速にデバッグし、実行操作フロー、要求、エンドポイントの応答をトレースするうえで役に立ちます。使用方法については、『MDM デバッグ・ツール』を参照してください。
MCM 2.0 の更新
- Windows 10 デバイス登録用の Autopilot CLI
このリリースでは、Windows 10 デバイスのオートパイロット登録をセットアップしトリガーするコマンド・ライン・ユーティリティーを導入しました。詳細な手順については、『Autopilot 登録』を参照してください。
- 管理者権限のない Windows 10 デバイス・ユーザーによる登録
管理者資格情報を持たない Windows 10 デバイス・ユーザーが、BigFix MCM にデバイスを登録できるようになりました。管理者権限なく、1 つのデバイスを無線で登録することも、複数のデバイスを自動的に一括で登録することもでき、BigFix MCM から管理できます。詳しくは、管理者権限のないデバイス・ユーザーによる登録を参照してください。
- フル・ディスク暗号化
MCM v2.0 では、Windows (BitLocker) と macOS (FileVault2) のネイティブ・フル・ディスク暗号化テクノロジーを一元管理して、保存データを保護する フル・ディスク暗号化 機能を導入しました。
- WNS 資格情報
Windows Notification Services (WNS) と MDM サーバーの間の通信は、WNS 資格情報を使用して安全に確立されます。Windows では、Windows MDM サーバーを含むすべてのインストールおよびアップグレード時に、顧客固有の WNS 資格情報を取得して提示する必要があります。WNS 資格情報の生成方法について詳しくは、『WNS 資格情報の生成』を参照してください。ユーザーは BESUEM Fixlet または WebUI から WNS 資格情報をアップロードできます。
- パフォーマンスの向上
このリリースには、安定性とパフォーマンスの向上とフィックスが多数含まれています。キャパシティー・プランニングと構成に関する推奨事項については、BigFix パフォーマンスとキャパシティー・プランニングのリソースで BigFix キャパシティー・プランニングのドキュメントを参照してください。
- 対処されたセキュリティーの脆弱性
MCM v1.1 の製品セキュリティーの脆弱性の問題は、このリリースで解決されています。
アップデートの考慮事項
MCM v1.1 の更新
- Apple 自動デバイス登録
MCM v1.1 では、新しい macOS デバイスまたは工場出荷時リセットの macOS デバイスを自動的にセットアップおよび事前設定するための機能が導入されています。詳細な情報とセットアップ方法については、『Apple 自動デバイス登録』を参照してください。
- Windows 10 デバイスの Autopilot 登録
このリリースでは、新しい Windows 10 デバイスまたは出荷時リセット状態の Windows 10 デバイスを自動的にセットアップして、事前設定する Autopilot 機能が導入されています。詳細な情報とセットアップ方法については、『Autopilot 登録』を参照してください。
- Windows 10 デバイスの一括登録
MCM v1.1 の一括登録機能を使用すると、多数の BigFix 管理対象 Windows 10 デバイスを数分で MDM サーバーに登録できるようになります。詳しくは、『一括登録 - Windows』を参照してください。
- 証明書管理
MCM v1.1 では、macOS と Windows の両方の MDM エンドポイントに証明書ポリシーをデプロイする機能が導入されており、証明書の管理がより簡単になります。手順については、「証明書ポリシー」を参照してください。
- WebUI を使用して BigFix MCM を構成および管理する
このリリースには、WebUI を介して BigFix MCM を構成および管理する機能が含まれています。WebUI を使用すると、MCM コンポーネントのインストール、アップグレード、およびアンインストールを簡単に行うことができます。詳細な手順については、『MCM ユーザー・ガイド』を参照してください。
- MDM エンドポイントへのソフトウェアのデプロイ
このリリースでは、WebUI を介して MDM API を使用して、MDM エンドポイントにソフトウェア・アプリケーションを迅速にデプロイできます。手順については、「アプリケーションの事前ステージ」を参照してください。
- 制限プロファイル
MCM v1.1 では、Windows と macOS の両方に制限プロファイルを作成できます。MDM エンドポイントでプライバシーやユーザー・エクスペリエンスなどの多くの設定を構成するのはシンプルで簡単です。
- LDAPS ユーティリティー
MCM v1.1 では、LDAPS の問題を迅速にトラブルシューティングできるコマンド・ライン・ユーティリティーが導入されています。
- 登録解除
このリリース以降、MCM からデバイスの登録を解除する場合は、WebUI を使用してデバイスを登録解除できます。その手順については、『デバイスの登録解除』を参照してください。
- MCM コンポーネントをアップグレードするための Fixlet
MCM v1.1 リリースでは、Apple デバイス用の MDM 登録プロファイルを更新できます。関連する Fixlet の BESUEM サイトをご覧ください。
- パフォーマンスの向上
このリリースには、安定性とパフォーマンスの向上とフィックスが多数含まれています。キャパシティー・プランニングと構成に関する推奨事項については、BigFix パフォーマンスとキャパシティー・プランニングのリソースで BigFix キャパシティー・プランニングのドキュメントを参照してください。
- 対処されたセキュリティーの脆弱性
MCM v1.0.1 の製品セキュリティーの脆弱性の問題は、このリリースで解決されています。
MCM v1.0.1 の更新
- BigFix Work from Home Solution のサポート
MCM v1.0.1 は、BigFix Work from Home Solution をサポートしています。BigFix Work from Home Solution の詳細については、『BigFix Work from Home Solution ガイド』を参照してください。
- パフォーマンスの向上
このリリースには、安定性とパフォーマンスの向上とフィックスが多数含まれています。キャパシティー・プランニングと構成に関する推奨事項については、BigFix パフォーマンスとキャパシティー・プランニングのリソースで BigFix キャパシティー・プランニングのドキュメントを参照してください。
- オペレーティング・システムのサポートの拡張
- MCM ソリューションは、Docker CE をインストールするための回避方法で、MDM サーバーおよびプラグイン・ポータル・サーバーでの RHEL 8 をサポートします。詳しくは、『RHEL8 への Docker CE と Docker 構成のインストール』を参照してください。
- MCM ソリューションは、MCM エンドポイントで実行されている Windows 10 (Pro、Enterprise、および Home) をサポートします。注: 特定の Windows エディションのみが、MDM を介して構成されているすべての使用可能なオペレーティング・システムの機能をサポートします。詳細については、Windows 構成サービス・プロバイダー (CSP) リファレンス のドキュメントを参照してください。各 CSP では、どの Windows エディションがサポートされているかが強調表示されます。
- MCM コンポーネントをアップグレードするための Fixlet
MCM v1.0.1 リリースでは、BigFix コンソールから入手できる Fixlet を使用して MCM コンポーネントをアップグレードできます。関連する Fixlet の BESUEM サイトをご覧ください。
- MCM の保守性のための WebUI 正常性チェック・ダッシュボード
WebUI 正常性チェック・ダッシュボードは、BigFix MCM デプロイメントの正常性を監視するために使用できます。詳細については、「正常性チェック」を参照してください。
- 対処されたセキュリティーの脆弱性
MCM v1.0.0 の製品セキュリティーの脆弱性の問題は、このリリースで解決されています。