定義

このセクションでは、Power Management の共通用語を定義します。

アクティブ電源状態
ユーザーがコンピューターで作業中で、いずれかの入力デバイス (具体的にはマウスまたはキーボード) を使用しているとき、コンピューターはアクティブな電源状態にあります。この状態にあるコンピューターは、最大の電力を消費するとみなされます。
CO2 排出量
二酸化炭素 (CO2) は主な温室効果ガスの 1 つであり、発電は最大の二酸化炭素排出源の 1 つです。発電量 1 kWh 当たりの二酸化炭素排出量は、発電形態によって大きく異なります。例えば、水力発電所と原子力発電所は二酸化炭素を排出しませんが、石炭火力発電所はかなりの量の二酸化炭素を排出します。
アイドル電源状態
この状態は、最大の電力を消費しているとみなされるが、ユーザーはシステムとアクティブに対話していません。多くの場合、アイドルな電源状態は電気の無駄使いとみなされます。コンピューターが低電力モードになっていないが、使用されていないためです。
Power®オフ状態
コンピューターの電源がオフです。
Power®状態
システム Power® 状態は、システムの全体的な消費電力を定義します。BigFix Power® 管理は、主に次の 4 つの電源状態を追跡します。「アクティブ」、「アイドル」、「スタンバイ」、または「ハイバネーション」、そして「 Power® オフ」です。「アクティブ」、「アイドル」、「スタンバイ」、および「電源オフ」の定義エントリーを参照してください。
kWh あたりの価格
これは、電気料金の支払い額です。1 kWh は、1,000 ワットを 1 時間使用した場合の電力量に相当します。基準点として、標準的なデスクトップおよびモニターは、1 kWh の電力量で約 6 時間稼働します。北アメリカの多くの地域では、1 kWh の標準コストは 0.10 ドルです。ただし、電気料金は地域や電力会社によって大きく異なり、コンピューターのモデルによって消費電力も異なります。
スタンバイ電源状態
「スリープ」または「ハイバネーション」とも呼ばれます。この状態は低電力モードであり、ユーザーの作業セッションがメモリーまたはディスクに保存されます。
Wake-on-LAN
Wake-on-LAN (WoL) は、マジック・パケットと呼ばれる特定のネットワーク・パケットをコンピューターに送信することによってそのコンピューターをウェークする標準メカニズムです。多くのネットワーク環境では、他のサブネットからのブロードキャストに関するネットワーク制限があるため、Wake-on-LAN を行うことは困難です。BigFix Power Management は、同じサブネット内にある近くのエージェントから WoL パケットを送信することにより、このような複雑さに対処します。
Wake-from-Standby
Windows やその他のオペレーティング・システムでは、アプリケーションは、事前定義された時刻にコンピューターをスタンバイ状態からウェークできます。Wake-from-Standby を使用すると、コンピューターは、Wake-on-LAN を必要とせずに復帰します。