BigFix Inventory のインフラストラクチャーを計画し、 最適なパフォーマンスを実現するためにアプリケーション・サーバーを構成する方法について説明します。以下のガイドラインは、ビッグ・データ環境にも、低パフォーマンス・ハードウェア上で実行されている小規模な環境にも当てはまります。
中規模および大規模環境で最も一般的なパフォーマンスの問題の考えられる原因を知ることができます。これらの問題に関するヒントおよび既知の解決策に従って、システムを正常な形に保ち、パフォーマンスの問題を回避してください。
中規模の環境と大規模な環境でのパフォーマンスの問題を回避するには、トランザクション・ログの場所を構成します。 データベースとして MS SQL を使用している場合は、トランザクション・ログを圧縮するか、照会最適化統計を更新することができます。
BigFix Inventory は「SQL Server の並列処理の最適化」で説明されているプロセスに従って、データベースのパフォーマンスを向上させます。
BigFix Inventory サーバーのパフォーマンスに影響する主な要因は、アプリケーション・サーバーと DB2 データベースが稼働している基底のインフラストラクチャーのパフォーマンスです。推奨要件が満たされていることを確認する必要があります。
インフラストラクチャーのパフォーマンスを最適化するために、スキャンおよびインポート・アクティビティーを改善する方法について説明します。
インフラストラクチャーのパフォーマンスを向上させるために実行する必要があるその他のタスクについて説明します。
中規模の環境と大規模な環境でのパフォーマンスの問題を回避するには、トランザクション・ログのロケーションを構成して、ログ・サイズを調整します。 データベースとして DB2 を使用している場合は、Linux の swappiness パラメーターを変更したり、 DB2_COMPATIBILITY_VECTORを構成したりすることもできます。
tempdb は、データベース・エンジンによって作成された一時テーブル、カーソル、ストアード・プロシージャー、およびその他の内部オブジェクトを格納するメイン機能を持つ SQL サーバーのシステム・データベースです。
ご使用の環境のパフォーマンスと信頼性を向上させるために、以下のアクティビティーを実行します。
BigFix Inventory が円滑に動作するためには、データベース・インデックスの再構築および統計の更新が必須です。UI 応答やデータのインポートで遅延が発生する場合は、ハードディスクのデフラグを実行し、統計を最新の状態にしてください。
BigFix Inventory REST API を使用して、ご使用の環境のコンピューター・システム、ソフトウェア・インスタンス、およびライセンス使用状況に関連する大量のデータを取り出すことができます。その後、このようなデータを他のアプリケーションに渡して、さらに処理したり分析したりすることができます。