SAP コンポーネントのディスカバー

9.2.7 以降で使用可能。インフラストラクチャー内の Linux コンピューターおよび AIX コンピューター上の SAP コンポーネントをディスカバーするには、「SAP コンポーネントの取得」Fixlet を実行します。データが収集され、BigFix Inventory にインポートされ、「Software Classification」パネルに表示されます。

このタスクについて

SAP コンポーネントのディスカバリーは、Linux システムおよび AIX システムでサポートされています。

BigFix Inventory でディスカバーされるのは、SAP NetWeaver 7.x をベースとする SAP Business Suite コンポーネント (アプリケーション・サーバー、クロスアプリケーション・コンポーネント、アプリケーションなど) です。SAP コンポーネント階層について詳しくは、以下を参照してください。Software Components in SAP ERP

同じコンピューターに複数の SAP インスタンスがインストールされている場合、すべてのインスタンスがディスカバーされます。このタスクは、SAP がインストールされているコンピューターにのみ関連します。

手順

  1. BigFix コンソールにログインします。
  2. ナビゲーション・バーで、「サイト」 > 「外部サイト」 > BigFix Inventory > 「Fixlets とタスク」をクリックします。
  3. 右上のペインで、「SAP コンポーネントの取得」を選択します。
  4. オプション: 追加で SAP サブコンポーネントをディスカバーするには、「SAP サブコンポーネントに関する情報を取得します」チェック・ボックスを選択します。
  5. 「アクションの実行」をクリックして、タスクを実行します。「対象」タブで、情報の取得元とするコンピューターを選択し、「OK」をクリックします。
  6. ソフトウェア・スキャンが有効になっていて、自動的に実行されることを確認します。自動で行われない場合は、手動でソフトウェア・スキャンを実行します。「ソフトウェア識別タグのスキャン」を選択します。
  7. スキャン結果が自動的にアップロードされることを確認します。自動で行われない場合は、BigFix サーバーに手動で結果をアップロードします。
  8. データを BigFix Inventory で使用できるようにするために、スケジュールされたデータ・インポートの実行を待つか、手動でデータ・インポートを実行します。

タスクの結果

ディスカバーされた SAP コンポーネントが、「Software Classification」パネルにリストされます。このデータを表示するには、BigFix Inventory にログインし、「レポート」>「Software Classification」に移動します。コンポーネント名に簡略説明が付いて拡張されています。該当する製品にこれらのコンポーネントを手動で割り当てて、コンポーネントを分類することができます。この画面は、「Software Classification」パネルに表示された SAP Business Suit コンポーネントの例を示しています。

次のタスク

不整合や問題があった場合は、BigFix コンソールにログインし、「アクション」を選択し、リストから「SAP コンポーネントの取得」を選択します。以下の終了コードを確認してください。
  • 0 - 完了。アクションは正常に完了しました。
  • 1 - 失敗。アクションは失敗しました。
  • 2 - 完了。アクションは部分的に完了しました。一部の SAP インスタンスはデータを返しませんでした。
詳しくは、SAP がインストールされているコンピューターにある以下のログ・ファイルを参照してください。
/var/opt/BESClient/LMT/SAP/discover_sap.log