Oracle Database の並行セッション数の計測

ご使用の環境のコンピューターで実行されている Oracle Database の同時ユーザー・セッションについての詳細情報を取得するには、「Oracle 並行セッション数の取得」Fixlet を使用します。このデータを BigFix Inventory にインポートすると、「リソース使用状況」レポートにこのデータが表示されます。

始める前に

このタスクでは、Windows の場合は LocalSystem ユーザーとして、Linux、AIX、または Solaris の場合はデータベース・インスタンス所有者として、Oracle データベース接続を確立します。このユーザーに Oracle の SYSDBA 特権が付与されていることを確認してください。

このタスクについて

BigFix Inventory では、Named User Plus のライセンス使用量の計測がサポートされます。インフラストラクチャー内のコンピューターにインストールされている Oracle Database の並行セッションの現在数および並行セッションの上限基準点の値に関する情報を取得するには、このタスクを実行します。これらの値は、以下の SQL 照会を使用して、データベース・インスタンスごとに個別に取得されます。
SELECT sessions_highwater, sessions_current FROM v$license;
このタスクの実行時に、データベース・インスタンスが稼働していなければなりません。稼働していない場合、レポート内でのセッションの上限基準点の値と現在のセッション数の値が 0 になります。このタスクを実行後、各データベース・インスタンスの再始動後にリセットされる上限基準点の値を保持するために、デフォルトで毎日データが収集されます。

Oracle のライセンスについて詳しくは、Oracle Database Licensing を参照してください。

手順

  1. BigFix コンソールにログインします。
  2. ナビゲーション・バーで、「サイト」 > 「外部サイト」 > BigFix Inventory v10 > 「Fixlet とタスク」をクリックします。
  3. 右上のペインで、「Oracle 並行セッション数の取得」を選択します。
  4. オプション: デバッグ・ロギングを有効にするには、「デバッグ・モード」チェック・ボックスを選択します。
    この情報は、script_trace_sessions.txt ファイルに記録されます。デフォルトでは、このファイルは次の場所にあります。

    /var/opt/BESClient/LMT/ORACLE

    C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Client\LMT\ORACLE

  5. オプション: Unix エンドポイントでは、Fixlet で使用される一時スクリプトが作成されるフォルダーを変更できます。デフォルトは、Oracle インスタンス所有者のデフォルト・フォルダーです。実行可能なスクリプトをこのフォルダーに保存することを禁止するセキュリティー・ポリシーが設定されている場合は、/tmp フォルダーのサブフォルダーを選択できます。
  6. 「アクションの実行」をクリックして、タスクを実行します。「対象」タブで、情報の取得元とするコンピューターを選択し、「OK」をクリックします。
  7. ソフトウェア・スキャンが有効になっていて、自動的に実行されることを確認します。自動で行われない場合は、手動でソフトウェア・スキャンを実行します。「リソース使用状況のスキャン」を選択します。
  8. スキャン結果が自動的にアップロードされることを確認します。自動で行われない場合は、BigFix サーバーに手動で結果をアップロードします。
  9. データを BigFix Inventory で使用できるようにするために、スケジュールされたデータ・インポートの実行を待つか、手動でデータ・インポートを実行します。

タスクの結果

Oracle Database の並行セッションについての取得データが、「リソース使用状況」レポートにリストされます。このデータを表示するには、BigFix Inventory にログインし、「レポート」 > 「リソース使用状況」に移動します。この画面には、検出された Oracle Database の並行セッションが示されています。