すべてのコンピューター・システムのライセンス使用状況の確認
すべてのコンピューター・システムでのソフトウェアのライセンス使用状況の合計を確認するために、データを一括で抽出できます。アプリケーション・ユーザー・インターフェースでレポートを使用する代わりに、API 要求を実行して、大量のデータを迅速に取得することができます。
始める前に
- 各 API 要求は、token パラメーターを使用して認証する必要があります。認証トークンを取得するための REST API を使用して取得することができます。BigFix Inventory にログインして「ユーザー」アイコンにカーソルを移動して、「プロファイル」をクリックすることもできます。次に、「トークンの表示」をクリックします。
- 結果を絞り込むための照会パラメーターのリスト、および使用可能な列のリストを取得するには、特定の API タイプに関連する情報を参照してください。
パフォーマンスについての考慮事項
- 大量のデータの取得により、ユーザー環境のパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。そのため、パフォーマンスに負荷がかかる他のタスク (データ・インポートなど) と一緒に API を使用しないでください。詳しくは、 「REST API に関する考慮事項」を参照してください。
- コンピューター ID ごとに別々に照会するのではなく、ページ単位でデータを取得します。いくつかの API 要求を実行し、limit および offset パラメーターを使用して結果をページ編集することができます。注:
- 約 200,000 個のエンドポイントが存在する環境の場合、コンピューター・システムでは 100,000 行、ソフトウェア・インスタンスでは 200 000 行、およびライセンス使用状況では 300,000 行のページ単位でデータを取得することが推奨されます。最初の要求を 100000 個の結果に制限する場合、次の要求に offset=100000 パラメーターを追加して、既に取得されたレコードを省略します。デプロイメントの規模に応じて、値を調整してください。
- エンドポイントの数が少ない場合は、limit および offset パラメーターを省略し、1 つの API 要求のみ使用してデータを取得できます。
手順
- コンピューター・システムのリストを取得します。
https://hostname:port/api/sam/computer_systems? token=token&limit=100000&offset=100000
結果: 各コンピューター・システムは別個の
id
を持っています。後でこのid
を使用して、ソフトウェア・インスタンスとコンピューター・システムの間で突き合わせを行うことができます。{ "id": 182, "parent_id": 175, "type": "virtual", "os": "Win2008R2 6.1.7601", "host_name": "NC9128109187", "dns_name": "NC9128109187", "ip_address": [ "9.128.109.187"], "last_seen": "2014-06-06T03:56:39Z", "hardware_manufacturer": "-", "hardware_model": "-", "hardware_serial_number": "TLM_VM_4236ac43", "processor_type": "Multi-core", "processor_brand": "Xeon(R), 3 or 4 Socket", "processor_vendor": "Intel(R)", "processor_model": "E3-12xx, E7-28xx, E7-48xx", "partition_cores": "1.0", "server_processors": 1, "server_cores": 1 }
- ソフトウェア・インスタンスのリストを取得します。ソフトウェアの名前を認識できるようにする
software_title_name
列は、デフォルトでは非表示になっています。このことは、URL に columns[] パラメーターを追加し、その後に、非表示の列名を入力する必要があることを意味します。次の例では、computer_system_id
列およびsoftware_title_name
列を取得して、どのコンピューター・システムにどのソフトウェアがインストールされているかを認識できるようにします。完全な情報を取得する必要がある場合は、URL にすべての列の名前を追加してください。列名は応答の本文で見つけることができます。https://hostname:port/api/sam/software_instances? token=token&limit=100000&offset=100000& columns[]=computer_system_id&columns[]=catalog_dimension.software_title_name
結果: 各ソフトウェア・インスタンスには、特定のインスタンスがインストールされているコンピューターの ID を表す
computer_system_id
列が含まれています。この列を使用して、ソフトウェア・インスタンスとコンピューター・システムを突き合わせます。例えば、行 152 から行 155 にcomputer_system_id=182
列が含まれている場合、これらのすべてのソフトウェア・インスタンスは、ID が 182 のコンピューター・システムにインストールされていることを意味します。{ "computer_system_id": 182, "catalog_dimension": { "software_title_name": "BigFix Inventory" }
- ライセンス使用状況の情報を取得します。URL に
software_title_dimension.name
列を追加して、ライセンス使用状況が示されるソフトウェアの名前を認識できるようにします。次の例では、computer_system_id
、metric_name
、peak_value
、software_title_dimension.name
の各列を取得します。完全な情報を取得する必要がある場合は、URL にすべての列の名前を追加してください。列名は応答の本文で見つけることができます。https://hostname:port/api/sam/license_usages? token=token&limit=100000&offset=100000& columns[]=computer_system_id&columns[]=metric_name&columns[]=peak_value& columns[]=software_title_dimension.name
結果: 各レコードには、ライセンス使用状況が計算されるコンピューターの ID を表す
computer_system_id
列が含まれています。この列を使用して、ライセンス使用状況とコンピューター・システムを突き合わせます。例えば、行 152 から行 155 にcomputer_system_id=182
列が含まれている場合、これらのすべてのライセンス使用状況レコードは、ID が 182 のコンピューター・システムに対して提示されていることを意味します。peak_value
列は、特定のソフトウェア・タイトル (software_title_dimension.name
で示されます) のピークのライセンス使用状況 (過去 90 日間の) を表します。metric_name
列によって、ライセンス・タイプが PVU か RVU か、フル・キャパシティーかサブキャパシティーかを認識できます。{ "computer_system_id": 182, "metric_name": "RVU_FULL_CAP", "peak_value": 2, "software_title_dimension": { "name": "BigFix Inventory" }}, { "computer_system_id": 182, "metric_name": "RVU_SUB_CAP", "peak_value": 2, "software_title_dimension": { "name": "BigFix Inventory" }}
- すべてのコンピューター・システムから特定のソフトウェア・タイトルについて取得されたすべての
peak_value
列の値を合計して、そのソフトウェア・タイトルのライセンス使用状況の合計を確認します。例えば、この特定のソフトウェアに関する項目を含むすべてのコンピューター・システム上の BigFix Inventory のすべてのpeak_values
を合計します。メトリック・タイプを結合するのではなく、PVU_FULL_CAP
、RVU_FULL_CAP
、PVU_SUB_CAP
、RVU_SUB_CAP
を個別に計算します。