Executable
Executable
要素により、任意の実行可能ファイル (compiler
、linker
、make
以外) をビルド環境で使用できます。この要素の値は、実行可能ファイルへの絶対パスである必要があります。Executable
要素には、1 つの属性 macro
が入ります。この属性は、ビルド時に実行可能ファイルの名前の格納に使用される変数の名前を指定します。macro 属性の値は、すべての Executable
要素にわたって一意である必要があります。
プロパティー・ファイルには、任意の数の Executable 要素を含めることができます。Executable
要素はオプションであり、必要になるのは、ご使用のビルド環境で他の実行可能ファイルを使用し、それによって Ounce/Make に障害が発生する可能性がある場合に限ります。これらの実行可能ファイルを指定することにより、Ounce/Make は障害を防ぐことができます。
例
以下は、プロパティー・ファイルから抜き出した行の例です。
<Executable macro=ARCHIVE>/usr/bin/ar<Executable>
説明
この例では、ビルドが /usr/bin/ar 実行可能ファイルを使用することと、Make ファイルが ARCHIVE
マクロを使用してこの実行可能ファイルを参照することが Ounce/Make に対して示されます。