Ounce/Make ビルド・ユーティリティー
Ounce/Make は、makefile
を使用するビルド環境から AppScan® Source への構成情報のインポートを自動化するツールです。Ounce/Make を使用すると、makefiles
から構成情報を手動でインポートする必要がなくなるため、プロジェクトを構成する際にはこの方法をお勧めします。
Ounce/Make ユーティリティーは、AppScan® Source プロジェクト・ファイル (.ppf) を makefiles
から生成するためのコマンド行インターフェースを提供します (makefile
は、実行可能アプリケーションまたはライブラリーをソース・ファイルからビルドする手段を提供します)。生成された ppf ファイルには、対応する Make ファイルがコンパイルを担うソース・コードを評価するために AppScan® Source が必要とするすべての情報が収められています。Ounce/Make によって .ppf ファイルが生成されたら、AppScan® Source にプロジェクト・ファイルをインポートまたは追加できます。
このユーティリティーを起動するには、以下の操作を行います。
- Windows™ システムでは、<install_dir>\bin\ouncemake.exe(<install_dir> は AppScan® Source インストールの場所です) を例えば Windows™ (32 ビット) で実行します。
C:\Program Files\HCL\AppScanSource\bin\ouncemake.exe
- Linux™ システムで、
<install_dir>/bin/ouncemake
を実行します。例えば、次のようになります。/opt/hcl/appscansource/bin/ouncemake
Make
は、モジュールとその変更回数の相互依存性を考慮しながら、プログラムのコンパイル、リンクなどを自動化するツールです。Make
は、makefile
から命令を読み取ります。Make ファイルには、ビルドする一連のターゲット、ターゲットが依存するファイル、およびターゲットを生成するために実行するコマンドが指定されています。