Ounce/Make プロパティー・ファイル
Ounce/Make プロパティー・ファイル (ouncemake_properties.xml) は、使用するビルド環境に関する詳細が記載されている XML ファイルです。Ounce/Make を実行すると、検索パスまたは -p
オプションに基づいてプロパティー・ファイルが検索されます。プロパティー・ファイルでは、ビルド環境で使用するコンパイラー、リンカー、および Make 要素を指定する必要があります。
プロパティー・ファイルに指定される必須要素およびオプションの要素について確認するには、Ouncemake プロパティー・ファイルの要素 を参照してください。
Ounce/Make を実行するときに、コマンド行で -p
オプションを指定しなかった場合、Ounce/Make は、その検索パスを介して ouncemake_properties.xml ファイルを検索します (コマンド行でオプションを指定する方法については、Ounce/Make コマンド構文および Make オプション を参照してください)。Ounce/Make 検索パスはプラットフォームに依存します。
Microsoft™ Windows™ の検索パスは、以下のとおりです。
- Current® 作業ディレクトリー
- <data_dir>\config(<data_dir> は AppScan® Source プログラム・データの場所です。説明は インストールとユーザー・データ・ファイルの場所)
Linux™ の検索パスは、以下のとおりです。
- Current® 作業ディレクトリー
- <data_dir>/config(<data_dir> は AppScan® Source プログラム・データの場所です。説明は インストールとユーザー・データ・ファイルの場所)
- ユーザーのホーム・ディレクトリー
- /etc
注:
- Linux™ では、
-p
オプションを指定せず、プロパティー・ファイルが検索パスに存在しない場合、AppScan® Source によって、現行作業ディレクトリーにプロパティー・ファイルが自動的に作成されます。 - 後方互換性を維持するため、Ounce/Make は pmake_properties.xml を認識します。pmake_properties.xml と ouncemake_properties.xml が両方とも同じディレクトリーにある場合、ouncemake_properties.xml が優先されます。