AppScan® Source command line interface (CLI) コマンドの概要

以下の表に、CLI コマンドを、各コマンドの説明とログインの必要性とともにリストします。
注: AppScan® Enterprise ServerAppScan® Source バージョン 10.0.2 以降でデータ・ストアとして使用される場合、一部のコマンドはサポートされません。完全な情報については、個々のコマンドの説明を参照してください。
1. CLI コマンド
コマンドおよび省略形 説明 ログインの必要性
about (a)

AppScan® Source コマンド行インターフェースのバージョンおよび著作権情報を表示します。

appscandelta (delta)

2 つのスキャン評価の差分を作成します。この CLI は、スキャン評価を基準線評価と比較して、新規の検出結果または解決した検出結果を取得します。

あり
clearcache (cc)

脆弱性分析キャッシュおよびカスタム・ルールのシグニチャー・データを削除します。openapplication (oa) コマンドを使用してアプリケーションを開いた後、 clearcacheを発行してそのキャッシュを消去できます。

delete (del)

現在のオブジェクトから子オブジェクトを削除します。

あり
deleteassess (da)

このコマンドは名前が変更されました。「removeassess (da)」を参照してください。

deleteuser (du)
ユーザーを AppScan® Source データベースから削除します。
注: AppScan® Enterprise ServerAppScan® Source バージョン 10.02 以降でデータ・ストアとして使用される場合、このコマンドはサポートされません。
あり
delvar (dv)

単一の変数を削除します。

あり
details (det)

現在のオブジェクトの評価の詳細をリストします。

あり
echo

すべての入出力を画面にエコー出力します。

export (expt)

スキャン検出結果を、指定されたタイプのファイルにエクスポートします。使用可能なエクスポートの出力形式は、CSV および SARIF です。

あり
getaseinfo (gase)

AppScan® Enterprise Server の設定を印刷します。

あり
help (?)

すべてのコマンドまたは単一のコマンドのヘルプをリストします。

import (im)

import コマンドは、プロジェクト ( .ppfなど) を既存のアプリケーションに追加するために使用します。

あり
info (i)

現在のオブジェクトのプロパティーおよび値に関する情報をリストします。

あり
list (ls, dir)

オブジェクト・ツリー内の現在のオブジェクトの下にあるすべてのオブジェクトをリストします。ツリーは、オブジェクト ID、名前、およびタイプのグラフィカル表現として表示されます。

あり
listassess (la)

オブジェクト・ツリー内の現在のオブジェクトのオブジェクト ID および評価の日時をリストします。listassess は、 details コマンドで使用するための ID を取得するときに使用します。

あり
listgroups (lgrp)
すべてのグループ、その許可、およびそれぞれの説明をリストします。
注: AppScan® Enterprise ServerAppScan® Source バージョン 10.02 以降でデータ・ストアとして使用される場合、このコマンドはサポートされません。
あり
listusers (lu)

すべての AppScan® Source ユーザーをリストします。

あり
log

メッセージ・ロギングのオンとオフを切り替えます。

login (in)

AppScan® Enterprise Server (login_local (local) に置き換わります) にログインします。

login_file

トークン・ファイルを使用して AppScan® Enterprise Server にログインします (トークン・ファイルは、 CLI login (in) コマンドを指定した -persist オプションを使用して作成されるか、 AppScan® Source for Automation ユーザーの作成時に作成されます)。

logout (out)

AppScan® Source からログアウトし、コマンド行インターフェース AppScan® Source command line interface (CLI) セッションを終了します。

あり
moduser (mu)
AppScan® Source ユーザーの許可、ユーザー ID、および氏名などのユーザー情報を変更します。
注: AppScan® Enterprise ServerAppScan® Source バージョン 10.02 以降でデータ・ストアとして使用される場合、このコマンドはサポートされません。
あり
newuser (nu)

新規 AppScan® Source ユーザーを作成します (有効なユーザー名、パスワード、および氏名が必要です)。AppScan® Source ユーザーは AppScan® Enterprise Server ユーザー・リポジトリーと AppScan® Source データベースに存在できます。または、サーバーにアクセスできないユーザーを持つ理由がある場合は、AppScan® Source ユーザーとしてローカルに作成できます。AppScan® Source に既に存在するユーザーを、新規 AppScan® Enterprise Server ユーザーとして作成することもできます。

あり
openapplication (oa)

このコマンドを使用すると、既存のアプリケーションを開いたり、新規 AppScan® Source アプリケーション・ファイルを作成したりすることができます。

あり
openassessmentfile (oaf)

AppScan® Source 評価ファイル (file_name.ozasmt) を開きます。

あり
openfolder (of)

このコマンドを使用して、スキャン用の既存のフォルダーを開き、そのフォルダーを CLI セッション/環境の現行作業ディレクトリーとして設定できます。

password (passwd)

password コマンドを使用すると、自分のパスワードを変更できます。管理者権限を保持している場合は、他のユーザーのパスワードを変更できます。

あり
printuser (pu)
printuser (pu) コマンドは、1 人のユーザーに関する情報を画面に表示します。
注: AppScan® Enterprise ServerAppScan® Source バージョン 10.02 以降でデータ・ストアとして使用される場合、このコマンドはサポートされません。
あり
publishassess (pa)

現在の評価または選択されている評価を公開します。このコマンドを使用する場合、評価は、AppScan® Source for Analysis などの AppScan® Source クライアントでは使用できますが、AppScan® Enterprise Console では使用できません (publishassessase (pase) コマンドを使用して AppScan® Enterprise Console に公開してください)。

あり
publishassessase (pase)

現在の評価または選択されている評価を AppScan® Enterprise Consoleに公開します。このコマンドを使用する場合、評価は AppScan® Source for Analysis などの AppScan® Source クライアントでは使用できません (publishassess (pa) コマンドを使用して AppScan® Source クライアントに公開してください)。

あり
quit

AppScan® Source コマンド行インターフェースのセッションを終了して閉じます。ログインしている場合はログアウトを発行します。

record (rc)

コマンドの記録をオンまたはオフにします。

refresh (rf)

Refresh 現在のプロジェクトまたはアプリケーションをディスクから復元します。

あり
register (reg)

プロジェクトおよびアプリケーションを AppScan® Source データベースに登録します。

あり
removeassess (da)

選択した評価または現在の評価をメモリーから削除します。

あり
report (rpt)

Report は、検出結果レポートや AppScan® Source レポートなど、指定したタイプの AppScan® Source レポートを生成します。このコマンドを使用するには、有効な AppScan® Source for Automation のライセンスが必要です。

あり
scan (sc)

アプリケーション (またはすべてのアプリケーション)、プロジェクト、フォルダー (またはすべてのフォルダー)、またはファイルをスキャンします。このコマンドを使用するには、有効な AppScan® Source for Automation のライセンスが必要です。

あり
script (scr)

コマンドのスクリプトを実行します。

setapplicationserver (sas)

アプリケーション・サーバーを構成して、サーバーを JSP プロジェクトのデフォルト・コンパイラーに設定します。

あり
setaseinfo (sase)

Enterprise Console の設定を指定します。

あり
setcurrentobject (set, cd)

setcurrentobject を使用して、オブジェクト・ツリーをナビゲートします。

あり
setexternaljdk (sej)

外部 JDK を構成して JDK をデフォルトに指定します。

あり
setvar (sv)

新しい変数を作成するか、既存の変数を変更します。

あり
unregister (unreg)

このコマンドは、以前に登録したアプリケーションまたはプロジェクトを現在のノードから登録抹消するために使用します。

あり

以下は、CLI から削除されたコマンド、または非推奨のコマンドです。

  • add: 非推奨です。使用しないでください。
  • listproducts (lprod): 非推奨です。使用しないでください。
  • liststopobject (lstop): 非推奨です。使用しないでください。
  • login_admin: 削除されました。使用しないでください。
  • login_local (local): 非推奨です。login (in) を使用してください。
  • new: 非推奨です。openapplication (oa) を使用してください。
  • reset (r): 削除されました。使用しないでください。
  • runassess (ra): 非推奨です。scan (sc) を使用してください。

openfolder (of)

説明

このコマンドを使用して、スキャン用の既存のフォルダーを開き、そのフォルダーを CLI セッション/環境の現行作業ディレクトリーとして設定できます。

フォルダー・スキャンでは、AppScan® Source でサポートされるすべての言語が考慮され、関連するすべてのファイルがスキャンされます。

注: openfolder コマンドは、AppScan® Source コマンド行インターフェース・クライアント (CLI) を介してのみ使用できます。このコマンドは、AppScan® Source for Automation を含む他の AppScan® Source クライアントではサポートされていません。
注: AppScan® Source がデータベース (SolidDB または Oracle) で構成されている場合、openfolder コマンドはサポートされません。

構文

openfolder folder_path
folder: 必須。スキャンする既存のフォルダーのパス。

スキャンするフォルダーを開くには、以下のようにします。
AllApplications>> openfolder /workspace/SimpleIOT
or
AllApplications>> openfolder C:\workspace\SimpleIOT