AppScan 360° と ASRA のインストール

注: ターゲット・システムで、すべてのインストールおよび設定作業を管理者として実行します。さらに、インストールするユーザーは現在の .kube/config ファイルをホーム・ディレクトリーに持っていなければならず、.kube/config が有効で到達可能なクラスターを示している必要があります。
AppScan 360° プラットフォームと AppScan 修復アドバイザリー を 1 ステップでインストールするには、次の手順を実行します。
  1. MyHCLSoftware ポータルから、AppScan 360° インストール・スクリプトと AppScan 360° インストール・ファイルを /home/username の下にある単一のディレクトリーにダウンロードします。例えば、/home/username/AppScan360 です。
    すべての .run ファイルがディレクトリーに含まれていることを確認します。
    • AppScan360_OneClick_v2.0.0.run
    • AppScan360_v2.0.0.run
    • AppScan360_ASRA_v2.0.0.run
    • AppScan360_SCA_v2.0.0.run
    • singular.clusterKit.properties
  2. ファイルがダウンロードされたフォルダーで、次のコマンドを実行してインストーラーに実行権限を与えます。
    chmod +x /home/username/AppScan360/*.run
  3. インストール・スクリプトを実行します。
    注: 必須ではありませんが、フォルダーの場所からインストールする場合でも、ファイルのフォルダーの場所を指定することをお勧めします。
    ./AppScan360_OneClick_v2.0.0.run --target <EXTRACTION_PATH> <PROPERTY_FILE_PATH> [--includesca] [--ignorecheck]
    パラメーター 説明
    <EXTRACTION_PATH> コンポーネントを抽出して実行するパス (相対または絶対)。
    <PROPERTY_FILE_PATH> システム構成を含む .properties ファイルへのフル・パス。
    --includesca ソフトウェア・コンポジション分析 (SCA) コンポーネントを有効にします。オプション。
    --ignorecheck 前提条件の検証チェックをスキップします。オプション。
    例:
    ./AppScan360_OneClick_v2.0.0.run --target home/<username>/AppScan360/extracted /home/<username>/AppScan360/singular-singular.clusterKit.properties --includesca

    インストーラーは最初に一連の検証チェックを実行します。

    • PersistentVolume または StorageClass 構成を確認します。

    • Helm が使用可能で応答することを確認します。

    • 構成レジストリーとの間で Docker イメージのプッシュ/プルを検証します。

    • 一時的な Kubernetes ポッドを使用して SQL Server の接続性チェックを実行します。

  4. インストールが完了したら、[AppScan360 extraction folder]/logs のログをチェックして、システム要件が正しく指定されていて、インストールが成功したことを検証します。