トラブルシューティング
ファースト・ステップ
問題が発生した場合は、まず以下を行ってください。
- インストール中にプロパティー・ファイルへのパスが正しいことを確認します。
- ログ・ファイルを確認して、正しいシステム要件が指定されていることを検証します。
インストールが失敗した場合は、インストーラーは、抽出されたリソースを自動的にクリーンアップし、
.logファイルはデバッグ用にそのままにしておきます。 - DNS サーバーで AppScan 360° FQDN が定義されていることを確認する
- すべての AppScan 360° ポッドが動作していることを確認する
- AppScan 360° URL を入力して、サービスを確認する
ログインの問題
AppScan 360° へのログインに問題がある場合は、以下の操作を試してください。
- AppScan 360° クラスターがデータベース・マシンに接続できることを確認します。
- データベース・マシン上で AppScan 360° データベースが正常に作成されたことを確認します。
- SQL サーバーがリモート接続を許可するように設定されていることを確認します。
- AppScan 360° クラスターが LDAP サーバーに接続できることを確認します。
- AppScan 360° キット設定ファイル内の LDAP 設定を確認します。
ログ・ファイル
AppScan 360° のトラブルシューティングに役立つログは、以下のとおりです。
- インストール.ログは、抽出されたキットを含む AppScan 360° フォルダーにあります。
<EXTRACTION_FOLDER>/logs/singular-setup[/teardown].log - アプリケーション・ログは、ASCP 共有ストレージにあります。例えば、ポッド内からアクセスする場合は、次のようになります。
/storagemount/logsアプリケーション・ログは 2 MB に制限されています。この制限に達すると、別のログが作成されます。ログ・ファイルの総数は最大 10 個です。
- マイクロサービス・ログは、プラットフォーム・アクティビティに関するものです。各マイクロサービスで独自のログ・ファイルが生成され、ファイル名の先頭にマイクロサービス名が付きます。
<fileStorageRoot>/SaaSWorkingDirectory/SaaSStorage/Logs - スキャン・ログには、進捗状況の更新、メトリック、デバッグ情報など、スキャンの実行に関する詳細情報が含まれます。これらはスキャン実行ごとに固有であり、AppScan 360° ユーザー・インターフェースからダウンロードすることもできます。
<fileStorageRoot>/SaaSWorkingDirectory/SaaSStorage/Scans/<scanID>/<ExecutionID>/EngineLogs
サポート
効率的なトラブルシューティングを支援するために、次のものを含めてください。
- インストールの問題については、インストール・ログを含めてください。
- スキャンの問題については、スキャン・ディレクトリー (
<fileStorageRoot>/SaaSWorkingDirectory/SaaSStorage/Scans/<scanID>/<ExecutionID>/) の内容、スキャン済みアプリケーション (.irxファイルまたは.war/.jar/.zipソース・ファイル (静的解析用))、およびスキャン・ログを含めます。スキャンのトラブルシューティングについて詳しくは、「静的分析スキャンのトラブルシューティング」を参照してください。