Linux に MongoDB をインストールする

このセクションでは、例として Centos 環境または RHEL 環境のステップについて説明します。他のオペレーティング・システムへの MongoDB のインストールの詳細については、MongoDB の資料 ( MongoDB をインストールする)を参照してください。

このタスクについて

MongoDB 4.4 を Linux にインストールするには、次の MongoDB 4.2 の例を参照として使用します。

注:
  • MongoDB 3.6.x と 4.2.x のバージョンは、HCL Sametime 11.6 でサポートされています。MongoDB 4.4.x は HCL Sametime 11.6 の推奨バージョンです。MongoDB 3.6.x または 4.2.x から 4.4.x へのアップグレード手順は、こちらから参照できます。
  • 提示されているコマンドはすべて、ROOT または SUDO アクセスとして実行する必要があります。root ユーザーとして実行されていない場合は、すべてのコマンドの前に「sudo」を付してください。
  • スクリーン・ショットは MongoDB 4.2 からのものですが、4.4 でも同様です。

手順

  1. MongoDB をインストールするための YUM 用のリポジトリー・ファイルを作成します。VI を使用して、ファイル mongodb-org-4.4.repo を作成、編集します。
    
    > cd /etc/yum.repos.d 
    > vi mongodb-org-4.4.repo
    注: 「vi」は、UNIX オペレーティング・システム用に作成された画面指向のテキスト・エディターです。
  2. ファイルを編集するには、「挿入」(I) を使用して、以下の内容をコピー/貼り付けします。
    
    [mongodb-org-4.4] 
    name=MongoDB Repository 
    baseurl=https://repo.mongodb.org/yum/redhat/$releasever/mongodb-org/4.4/x86_64/ 
    gpgcheck=1 
    enabled=1 
    gpgkey=https://www.mongodb.org/static/pgp/server-4.4.asc 
     
    注: コピー/貼り付け時には、すべての文字が存在する必要があります。baseurl の「-」は、特定のシナリオで削除できます。

    Esc を押して INSERT モードを終了し、コマンド wq を使用して保存/終了します。「:」を使用してコマンドを開き、「wq」を使用して保存して終了します。



    注: エラー「E212: 書き込み用にファイルを開くことができません。root ユーザーまたは sudo アクセスが使用されていません」が表示された場合:


  3. YUM を実行して MongoDB パッケージをインストールします。
    >yum install mongodb-org 

    「y」を入力して、ダウンロードとインストール済みサイズを確認します。



    「y」を入力して、GPG 鍵のインポートを受け入れます。



    MongoDB インストールから「完了」が報告されます。



    注:

    MongoDB の資料の詳細については、「MongoDB をインストールする」をクリックしてください。

  4. インストールの結果、mongodb コンポーネント、ユーザー、デフォルトのログ・ディレクトリー、データ・ディレクトリーが作成されます。これを検証するには、以下の 2 つのディレクトリーが存在し、「mongod」が所有していることを確認します。
    /var/log/mongodb


    /var/lib/mongo


  5. MongoDB サーバーを開始するには、次のコマンドを入力します。
    > service mongod start

    MongoDB サーバーを停止するには、次のコマンドを入力します。

    > service mongod stop

    MongoDB サービスの状況を確認するには、次のコマンドを入力します。

    > systemctl status mongod


次のタスク

Sametime 用の MongoDB の構成