複製時と保存時の競合に対処する方法
複製時の競合は、複製と複製の合間に、複数のユーザーが別々のレプリカで同じ文書を編集したときに起こります。保存時の競合は、複数のユーザーが同時に 1 つのサーバー上の同じアプリケーションで同じ文書を編集したときに起こります。
このタスクについて
発生した複製時の競合や保存時の競合を解決するには、個々の競合を詳しく調べて、親文書と返答文書のうち、新しく正確な方を残しておくようにします。その後、次の項目を参照し、親文書または返答文書を削除します。
次のいずれかのトピックを選択してください。
- Notes® での複製時の競合の対策
- Notes® での保存時の競合の対策
- 返答文書の情報を親文書に保存し、返答文書を削除するには
- 親文書を削除して、返答文書を親文書にするには
Notes での複製時の競合の対策
このタスクについて
複数のユーザーが同じ文書を編集、保存した場合、Notes® の次の複製時には一番多く編集、保存された文書が親文書となります。(編集、保存による更新の回数が同じ場合は、Notes® で最後に保存された文書が親文書になります。) それ以外の文書は、Notes® で左余白にダイヤモンド形の記号が付けられ、親文書に対する返答文書として表示されます。
削除については、例外的に扱われます。あるユーザーがレプリカにある文書を編集および保存し、次に別のユーザーがその文書を削除した場合は、削除が優先されます。ただし、文書の編集と保存が 2 回以上行われた場合や、削除後に文書が編集、保存された場合は、編集された文書が優先されます。
注: アプリケーション設計者は、Notes® で競合している編集文書をできるだけ 1 つの文書にマージするように指定できます。この場合、2 人のユーザーが同じ文書の違うフィールドを編集すると、Notes® では編集内容が同じ文書のそれぞれのフィールドに保存されます。ただし、2 人のユーザーが同じ文書の同じフィールドを編集したときは、Notes® では一方の文書が親文書として保存され、もう一方の文書は前述のとおり返答文書として保存されます。
Notes での保存時の競合の対策
このタスクについて
返答文書の情報を親文書に保存し、返答文書を削除するには
手順
- 保存する情報を含む返答文書を開きます。
- コピーする情報を選択し、 をクリックします。
- 親文書を編集モードで開きます。
- 情報を貼り付ける場所にカーソルを移動し、 をクリックします。
- をクリックして親文書を保存します。
- 返答文書を選択します。
- をクリックします。
- メール以外のアプリケーションで、 を選択して返答文書が表示されないようにします。
親文書を削除して、返答文書を親文書にするには
手順
- 親文書にする返答文書を編集します。
- をクリックして返信を保存します。これで、返答文書が親文書になります。
-
ほかにも返答文書がある場合は、次の作業をします。
- 残りの返答文書を選択し、 をクリックします。
- 手順 2 で保存した文書を選択します。
- をクリックします。この文書は、保存する返答文書になります。
- 保存しない文書を選択します。
- をクリックします。
- メール以外のアプリケーションで、 をクリックして不要な親文書がビューに表示されないようにします。