カスタマイズされたアドオンインストーラーを作成する
HCL Expeditor フレームワークを使用してアドオンインストーラーを作成すると、既存の Notes® インストールにサードパーティフィーチャーまたはプラグインをデプロイするための代替方法として、このアドオンインストーラーを使用できます。たとえば、Notes® インストールキットの一部としてユーザーにカスタムフィーチャーをデプロイしたり、ウィジェットを使用して既存の Notes® ランタイムにカスタムフィーチャーをデプロイする代わりに、アドオンインストーラーを作成して使用することができます。
このタスクについて
Notes® アドオン・インストーラー・ツールキットを使用すると、有効な Eclipse フィーチャーやプラグインを既存の Notes® ランタイムにデプロイするための MSI インストーラーを簡単に作成することができます。
カスタマイズされたアドオン・インストーラー・ツールは Expeditor 6.2.1 と一緒に使用でき、Notes® インストールキットと一緒に使用できるユーティリティディレクトリツールキットの一部として使用できます。CustomizeAddon.exe と AddonConfig.ini が含まれている notes.addon.installer.toolkit.zip ツールキットは、Notes® インストールキットのユーティリティサブディレクトリー内にあります。
手順
- 提供されている notes.addon.installer.toolkit.zip ツールキットを、ローカルの一時ディレクトリーに解凍します。
- ツールキットを解凍したローカルの一時ディレクトリーに移動して、AddonConfig.ini ファイルを開きます。
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次の AddonConfig.ini プロパティのうち、あらかじめ設定されている TARGETUPGRADE プロパティと TARGETVERSIONS プロパティを除くすべてのプロパティを追加します。
- MSIFileName -- 新しい msi ファイル名
- ProductName -- アドオンの表示名とバージョンに設定します (一部のパネルでのみ表示目的で使用されます)
- ProductNameNoVersion -- アドオンの表示名に設定します
- ProductVersion -- アドオンのバージョンに設定します (major.minor.build 形式で。最大値は 255.255.65535)
- TargetProductName -- アドオンのインストール先の製品名に設定します (一部のパネルでのみ表示目的で使用されます)
- TARGETUPGRADECODE1 -- Notes® Allclient キットの値に設定されています。
- TARGETUPGRADECODE2 -- Notes® Notesclient キットの値に設定されています。
- TARGETUPGRADECODE3 -- Notes® クライアントの値に設定されています。
- TARGETVERSIONS1 -- あらかじめ値が設定されています。
- TARGETVERSIONS2 -- あらかじめ値が設定されています。
- TARGETVERSIONS3 -- あらかじめ値が設定されています。
- EMBEDDED -- これを組み込みアドオンにする場合は「true」に設定し、外部アドオンにする場合は「false」(デフォルト) のままにします。
- NOLICENSE -- LAP パネルを使用しない場合またはライセンスを設定しない場合は「true」に設定し、ライセンスへの同意を表示/必須にしてライセンスファイルを設定する場合は「false」(デフォルト) のままにします。
- LicenseDir -- (NOLICENSE =false の場合にのみ必要です) MSI 内のディレクトリテーブルのデフォルトの ADDON_~1|ADDON_NAME DefaultDir 値を置き換えます。ライセンスに使用される外部ディレクトリー名も更新されます ( /license/)。これは、インストール時にディスクに配置されるライセンスファイルの宛先に使用されるディレクトリー名です ( /rcp/license/)。
LicenseDir 値は <short name>|<long name> 形式である必要があります。ここで、<short name> は <long name> の最初の 6 文字 ~1 です。例: Sameti~1|Sametime Advanced
- UpgradeCode -- 変更して一意のコードにします。デフォルトでは、ツールを実行すると、一意のコードが自動的に生成されて AddonConfig.ini ファイルに保存されます。今後のアドオン MSI のカスタマイズでは、このプロパティにこの新しい値を使用する必要があります (例えば、いったん設定した後に、アドオン用に UpgradeCode を変更することはできません)。ツールによって、アップグレードテーブルの UpgradeCode エントリも変更されます。
- XPD_WizardImage -- 新しいビットマップイメージの場所を指定します。バイナリテーブルで変更され、この新しいビットマップがダイアログの背景イメージとして使用されます。このイメージは、ダイアログの左側に表示されます。または、<addon source dir> にファイル名「wizard.bmp」でイメージを配置することもできます。ビットマップイメージのサイズは 160 x 314 である必要があります。
- ARPProduction.exe -- 新しいアイコンイメージの場所を指定します。アイコンテーブルで変更され、この新しいアイコンを使用して [プログラムの追加と削除] に表示されます。または、<addon source dir> にファイル名「arpicon.ico」でイメージを配置することもできます。
- LauncherName -- Setup.ini ファイルに LauncherName 値を設定し、setup.exe ファイルの名前を変更します。
- EnableLangDlg -- Setup.ini ファイルに EnableLangDlg 値を設定します。インストール開始前に初期言語選択ダイアログを表示する場合は、値を「Y」に設定します。
- 解凍した CustomizeAddon.exe ツールを 1 階層上のディレクトリーに移動します。
- 記事の説明に従って CustomizeAddon.exe を実行します。
- アドオン・インストーラー・キットのライセンスディレクトリーでライセンスを置き換えます (必要な場合)。
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(アドオン・インストーラーによってデプロイされる署名付きフィーチャーの) deploy ディレクトリーと updatesite.zip をアドオン・インストーラー・キットに追加します。
注: deploy.nsf を使用する場合は、そのファイルをキットの deploy\extras サブディレクトリーに含めます。詳しくは、関連タスクの「インストールキットをカスタマイズして認証者および認証のデフォルトを設定する」を参照してください。
- Notes® が実行中でないことを確認します。
- アドオンインストールキットの setup.exe インストールファイルを実行し、画面の指示に従います。