匿名アクセスができるようにインターネットとイントラネットのクライアントを設定する
インターネットクライアント/イントラネットクライアントから匿名でアクセスできるようにするには、匿名アクセスが可能なようにインターネットサイトまたはサーバーを設定して、データベース ACL で [Anonymous] というエントリを設定します。
このタスクについて
インターネットサイト文書 (またはサーバー文書) での匿名の設定は、個々のデータベース ACL での匿名ユーザーの設定よりも優先します。たとえば、データベース ACL に [Anonymous] というエントリが含まれていても、インターネットサイト文書での設定がサーバーへの匿名アクセスを許可していないと、クライアントは匿名アクセスを行えません。匿名アクセスを許可していないにもかかわらず、ユーザーがサーバーに匿名でアクセスしようとすると、ユーザーは認証を受けるよう指示されます。
ヒント: Domino® ディレクトリなど、Domino® サーバー上の戦略的データベースの場合は、[Anonymous] に [なし] を設定します。
HCL iNotes® の領域文書の使用の詳細については、HCL iNotes® Administration 製品資料を参照してください。
インターネットサイト文書でインターネット/イントラネットクライアントの匿名アクセスを有効にするには
手順
- Domino® Administrator で、 をクリックします。
- [インターネットサイト] ビューで、匿名アクセスを有効にするインターネットサイト文書を選択します。注: IMAP と POP3 のインターネットサイト文書で匿名アクセスを有効にすることはできません。
- インターネットサイト文書で、[セキュリティ] をクリックします。
- TCP を使用した接続時にクライアントに匿名アクセスを許可する場合は、[TCP 認証] セクションの [匿名] フィールドで [はい] を選択します。
- サーバーで TLS を設定し、TLS を使用した接続時にクライアントに匿名アクセスを許可する場合は、[TLS 認証] セクションの [匿名] フィールドで [はい] を選択します。
- 文書を保存して閉じます。
サーバー文書でインターネット/イントラネットクライアントの匿名アクセスを有効にするには
手順
- Domino® Administrator で、[設定] をクリックしてサーバー文書を開きます。
- をクリックします。これによって、[Web]、[ディレクトリ]、[メール]、[IIOP] の 4 つのタブが表示されます。それぞれのタブには、その名前に適したプロトコルがリストされます。たとえば、[Web] タブには [HTTP/HTTPS]、[メール] タブには [IMAP]、[POP]、[SMTP] などがリストされます。
- 匿名アクセスを許可するプロトコルがリストされているタブをクリックします。プロトコルごとに、次の操作を行います。
- TCP/IP を使用した接続時にクライアントに匿名アクセスを許可する場合は、[TCP/IP] セクションの [匿名] フィールドで [はい] を選択します。
- サーバーで TLS を設定し、TLS を使用した接続時にクライアントに匿名アクセスを許可する場合は、[TLS] セクションの [匿名] フィールドで [はい] を選択します。
- 文書を保存して閉じます。
- 変更を加えたインターネットプロトコルを再起動します。
データベース ACL を編集して匿名アクセスを有効にするには
このタスクについて
匿名アクセスを有効にするサーバー上の各データベース ACL で、次の操作を行います。
手順
- [Anonymous] という名前のエントリを作成します。ACL に [Anonymous] というエントリを追加しないと、サーバーに匿名でアクセスするユーザーやサーバーには [- Default -] のアクセス権が与えられます。
- 適切なアクセスレベル (通常は [読者] のアクセス権) を割り当てます。
- ユーザーの種類は、[指定なし] のままにしておきます。