ポリシー設定とサーバー設定を使用したアーカイブのセットアップ

サーバー設定またはポリシー設定、または両者を組み合わせて使用して、HCL iNotes® でのアーカイブをセットアップすることができます。ユーザーがアーカイブを行う方法と場所や、iNotes® クライアントでユーザーがアーカイブプリファレンスを使用できるかどうかを決定することができます。

このタスクについて

注: notes.ini ファイル設定 iNotes_WA_DisplayArchiveList は必要なくなりました。この設定は、ユーザーが複数のアーカイブポリシーを使用できる場合に使用されていました。

サーバー上のすべてのユーザーに対するアーカイブの設定

このタスクについて

サーバー上のすべてのユーザーについてサーバーまたはローカルのアーカイブを設定するには、メールサーバーのサーバー設定文書の [その他の設定] で、以下の設定を使用します。
  • [サーバー上でのアーカイブ] - これを有効 (デフォルト) にすると、ユーザーは、サーバー上に自分のメールファイルのアーカイブを作成することができます。
  • [ローカルアーカイブ] - これを有効にすると、ユーザーは、自分のシステムでローカルにアーカイブすることができます。

メールポリシー設定を使用した個人ベースでのアーカイブの設定

このタスクについて

アーカイブを構成するもう 1 つの方法として、メールポリシー設定を使用して個人にポリシーを適用することができます。このポリシー設定は、サーバー全体のサーバー設定よりも優先されます。ポリシーを使用してサーバーまたはローカルのアーカイブを構成するには、[iNotes] > [設定] タブで以下のメール・ポリシー設定を使用します。
  • [サーバー上でのアーカイブを許可] - この設定を有効にすると、個人に対してサーバーでのアーカイブが許可されます。この設定を有効にしなかった場合、関連するユーザープリファレンスは表示されません。どちらのアーカイブ設定も有効にしなかった場合、アーカイブプリファレンスペインは表示されません。
  • [ローカルアーカイブを許可] - この設定を有効にすると、個人に対してローカルのアーカイブが許可されます。この設定を有効にしなかった場合、関連するユーザープリファレンスは表示されません。どちらのアーカイブ設定も有効にしなかった場合、アーカイブプリファレンスペインは表示されません。

アーカイブポリシー設定の使用

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アーカイブポリシー設定を使用して、アーカイブを完全に禁止したり、定義したアーカイブ条件に基づいてアーカイブを許可する一方で、ユーザーが独自にアーカイブ条件を作成することを禁止したりすることができます。[基本] タブには、以下のアーカイブポリシー設定があります。
  • [アーカイブを禁止] - すべてのアーカイブ機能を無効にするには、この設定を有効にします。この設定を有効にすると、アーカイブプリファレンスペインと、メール受信ボックスのナビゲータペインの [アーカイブ] セクションが表示されなくなります。
    注: この設定は、サーバー設定文書とメールポリシー文書の設定よりも優先されます。
  • [プライベートなアーカイブ設定を禁止] - ユーザーが独自のアーカイブ条件を作成できないようにするには、この設定を有効にします。ユーザーは自分のアーカイブを開くことはできますが、割り当てられたアーカイブポリシーで定義された場所がアーカイブ先として表示されます。
    注: この設定を有効にすると、アーカイブプリファレンスが無効になります。

メールアーカイブでのアクションメニューの有効化

このタスクについて

サーバーベースのアーカイブでメールアーカイブのアクションメニューを有効にするには、notes.ini ファイル設定の iNotes_WA_EnableActionsInArchive=1 を使用します。この設定を使用すると、[返信][全員へ返信][転送] の各アクションメニューが有効になります。