Notes® ユーザーの共通名または別名を変更する
ユーザー名が変更されたら、通常それにともなってユーザーのインターネットアドレスも変更する必要があります。ユーザーの共通名または別名を変更する際にユーザーのインターネットアドレスを変更できますが、この手順ではインターネットアドレスのみを変更することはできません。この手順を使用してユーザーのインターネットアドレスのみを変更しようとすると、エラーが生成されます。
このタスクについて
この手順を使用して、1 人のユーザーまたは 1 人以上のユーザー名に次のような変更を行うことができます。
- 共通名を変更する。
- 別名を変更または追加する。
- 別名を削除する。
- Notes® と Active Directory 間で名前変更を同期する。
ユーザー名の変更を開始すると、名前の変更を承認または拒否するよう要求される場合があります。ユーザーが名前の変更を拒否した場合はシステム管理要求が生成され、ユーザー名を元の名前に戻すことを受け入れるか、拒否するかを尋ねられます。ユーザーが [Notes® 名の変更] ダイアログボックスで [名前の変更を受け入れる前に確認する] オプションを選択している場合にプロンプトが表示されます。
インターネット証明書に関連付けられた名前を変更することはできません。
注: [Notes® 名の変更] ダイアログボックスにアクセスするには、Notes® ユーザーインターフェースで をクリックします。 をクリックしてから、[名前変更] をクリックします。
名前変更の満了日に達し、ユーザーが返答しなかった場合、名前変更の取り消し要求を承認することを求めるシステム管理要求が発行されます。名前変更の取り消し要求を承認するか、その要求を拒否することができます。名前変更の取り消しを受け入れた場合は、名前変更を拒否するシステム管理要求が生成されます。
ユーザーの共通名を変更するには
手順
- ユーザー名を変更するには、次のアクセス権が必要です。
- Domino® ディレクトリに対し、[文書の作成] 権限がある [編集者] アクセス権、または [UserModifier] ロール。
- 認証ログに対し、[文書の作成] 権限がある [作成者] 以上のアクセス権
- Domino® Administrator から [ユーザーとグループ] タブをクリックします。
- [ユーザー] をクリックしてユーザー名を選択します。
- [ツール] ペインで、 をクリックします。
- [選択 Notes ユーザーの名前の変更] ダイアログボックスで、古い名前を有効にしておく日数を確認します。デフォルトは 21 日です。この値は必要に応じて変更できます。
- [共通名の変更] をクリックして、次のフィールドに入力します。
表 1. [認証者の選択] ダイアログボックスのオプション フィールド アクション サーバー 次のどちらかの操作を行います。 - Domino® サーバーベースの CA を使用している場合は、Domino® ディレクトリにアクセスするために使用するサーバーを選択して認証者のリストを検索します。
- 認証者 ID を提供する場合は、認証者のリストを検索するために使用するサーバーを選択して、認証者 ID ファイルを、この認証者と元の認証者すべてに対し、証明書の最新のセットで更新できるようにします。これは、CERTLOG.NSF が更新されるサーバーでもあります。
CA プロセスを使用 Domino® サーバーベースの CA を設定した場合には、このオプションを選択します。 - CA が設定されている認証者をリストから選択し、[OK] をクリックします。
認証者 ID とパスワードを指定 認証者の ID とパスワードを使用している場合には、このオプションを選択します。 - ユーザーの ID を認証した認証者 ID を選択し、[開く] をクリックします。たとえば、Joe Smith/Sales/NYC/RENOVATIONS という名前を変更する場合は、SALES.ID という名前の認証者 ID を使用します。
- [認証者 ID] をクリックし、表示されているのとは別の ID を選択します。
- 認証者 ID のパスワードを入力し、[OK] をクリックします。
- 必要に応じて、[認証期限日] ダイアログボックスに新しい認証の有効期限を入力します。証明書のデフォルトの有効期限は現在日から 2 年後の日付です。[要求の提出前に各エントリを編集または検査する] チェックボックスがオンになっていますが、このコンテキストでは変更できません。注: 他のコンテキストでこのダイアログボックスが表示された場合は、このチェックボックスを変更にして、共通名の要素に変更を加えることができます。このようなコンテキストにおいて、検査なしで認証を処理する場合は、このチェックボックスを無効にします。
- [ユーザー名の変更] ダイアログボックスでは、必要に応じて Active Directory のユーザー名の同期を取り、基本名と別名の情報を変更できます。
表 2. 新しい基本名情報 フィールド アクション 名、ミドルネームのイニシャル、姓 これは、ユーザー登録時に登録されたユーザーの名前です。必要に応じてユーザー名を変更します。 組織単位 同じ認証者によって認証された同じユーザー名のユーザーを区別するための名前です。これにより、同じユーザー名を区別する構成要素が追加され、共通名と認証者名の間に表示されます。 ショート・ネーム 登録時に作成されます。デフォルトは名前のイニシャル、姓です。この名前は変更できます。基本名フィールドを変更しても、これは自動的には変更されないため、手動で変更する必要があります。 インターネットアドレス 登録時に作成されます。デフォルトは名前のイニシャル、姓です。この名前は変更できます。基本名フィールドを変更しても、これは自動的には変更されないため、手動で変更する必要があります。 注: 次のフィールドは、認証組織に別名が割り当てられているユーザーの名前を変更する場合にのみ有効です。表 3. ユーザーの別名情報 フィールド アクション 共通名 別名言語で共通名を入力します。 別名を削除するには、名前を削除して、新しい名前を入力しません。
組織単位 同じ認証者によって認証された同じユーザー名のユーザーを区別するための名前です。これにより、同じユーザー名を区別する構成要素が追加され、共通名と認証者名の間に表示されます。 元の言語 現在、ユーザーには別名言語が割り当てられています。(変更できないフィールドです。) 新しい言語 新しい別名言語をリストから選択して割り当てます。 - 以下のいずれかを選択します。
- [OK] - 名前の変更を送信します。
- [スキップ] - 複数のユーザーの共通名を変更する場合に、現在の変更を送信せずに次のユーザー名の変更に移ります。
- [残りのエントリをキャンセル] - 現在の名前変更と、送信していない名前変更をキャンセルします。
- [統計] ダイアログボックスが表示されたら、名前の変更がすべて成功したかどうか確認します。失敗しているものがあれば、認証ログ (CERTLOG.NSF) で失敗した原因を把握します。
- 「OK」をクリックします。