デスクトップポリシーを使用して Eclipse プリファレンス設定を割り当てる
デスクトップ設定文書を使用すると、Notes® または他の Expeditor クライアントアプリケーションで使用する Eclipse プリファレンスを追加または削除できます。
このタスクについて
Eclipse プリファレンスは、pluginID/preferenceID=preferenceValue
の形式をした名前と値のペアです。この技術を使用して、Eclipse プリファレンスの名前と値のペアをユーザーのローカルな Eclipse プリファレンスストアにプッシュします。
Domino® デスクトップポリシー設定文書の [カスタム設定] タブには [管理設定] オプションがあり、ここでは pluginID/preferenceID=preferenceValue
形式を使用して、Eclipse プリファレンスを指定できます。
ユーザーのローカル Eclipse プリファレンスストアは、ポリシーの更新時に更新されます。
Eclipse プリファレンスの値のペアを Notes® ユーザーにプッシュするには、次の手順に従います。
手順
- Notes® または Administrator クライアントを使用して、Domino® サーバーの Domino® ディレクトリ (NAMES.NSF) を開きます。
- [ユーザーとグループ] タブをクリックして、[設定] ビューを開きます。
- [設定の追加] をクリックし、[デスクトップ設定] タブを開き、[カスタム設定] タブをクリックします。
- [管理設定] をクリックします。
- [リストの編集] をクリックして Eclipse pluginID/preferenceID=preferenceValue 値のペアを追加できるパネルを開きます。
- [アイテム] をクリックし、プラグインで使用する preferenceID を入力します。
- [値] をクリックし、preferenceID に割り当てる値を入力します。[値] のエントリは preferenceValue と等しくなります。
- [プラグイン名] をクリックし、ウィジェット導入方法、Notes® インストールキット、Eclipse アドオンインストーラのいずれかを使用して、Notes® クライアントに導入するプラグインを指定します。[プラグイン名] のエントリは Eclipse pluginID と等しくなります。
- [強制] オプションを有効にして値のペアをプッシュすると、設定に既に設定されている他の値がすべて上書きされます。
- [値の追加/修正] をクリックします。注: 既知の名前と値のペアを削除するには、[アイテム] フィールドと [値] フィールドに該当する名前のペアを指定し、[削除] をクリックします。注: パネルの [これらの管理設定をユーザーのデスクトップに追加] セクションには、Eclipse 標準 (
pluginID/preferenceID=preferenceValue
) とは異なる構文 (preferenceName=prefValue; pluginID
) で値が表示されます。 - [OK] をクリックしてから、[保存して閉じる] をクリックします。
別な方法: Domino® Designer を使用して Eclipse 管理設定を設定する
このタスクについて
次の方法は導入する場合に使用できますが、Domino® 8.5 で導入されたデスクトップ・ポリシー設定文書の のオプションを使用することで、簡便化されています。
Eclipse 管理設定値を Notes® ユーザーに割り当てるポリシー文書を使用するには、Domino® Designer を使用して新規フィールドをデスクトップポリシー設定文書に追加します。関連情報の詳細については、HCL Domino® Designer ヘルプのフィールドの設計の情報を参照してください。
次の例を使用すると、Notes® クライアントユーザーに対してインスタントメッセージングのシングルサインオンを有効にするかどうかを指定する Eclipse 管理設定を設定することができます。これは既にポリシー制御の対象となっている実際の設定で、Domino® Designer で表示することができます。
手順
- Domino® Designer で、新しいフィールドを作成し、そのフィールドに値を設定する設定と同じ名前を割り当てます。たとえば、
IM_Enable_SSO
という名前を割り当てます。IM_Enable_SSO
のフィールド値には、キーワード Enable と Disable を使用します。これらの値はそれぞれ true と false に対応します。 $qual_Number
という名前の計算結果テキストフィールドを作成します (Number は整数です)。[複数値も可] オプションを有効にします。たとえば、$qual_009
という名前のフィールドを作成します。このフィールド名が一意で、フォーム上の他の場所に存在していないことを確認します。次の形式を使用します。"PlugInName":"SettingName"
ここで、
PlugInName
は設定が関係する Eclipse プラグインの名前で、SettingName
は設定の名前です。たとえば、次のようになります。"com.ibm.collaboration.realtime.community.sametime":"IM_ENABLE_SSO"
注: 同じプラグインに対して複数の設定を設定する場合は、次の形式を使用します。"PluginName":"SettingName1":"SettingName2":"SettingName3"