SMTP 配信で送信されたメールをサーバーが受信できるようにする

SMTP で配信されたメッセージを受信するサーバーを設定するには SMTP listener タスクを有効にします。SMTP listener タスクを有効にすると、サーバーが TCP/IP ポート (通常はポート 25) で SMTP トラフィックを「待機」し、SMTP メッセージを MAIL.BOX データベースに受け取ることができます。

このタスクについて

SMTP listener タスクを有効にすると、サーバーが起動するたびに SMTP サーバータスクが自動的に起動します。SMTP listener タスクを無効にすると、サーバーの起動時に SMTP サーバータスクは起動しません。

注: NOTES.INI ファイルのタスクリストにタスクとして SMTP を追加しないでください。SMTP を追加するとこの機能は動作しません。

SMTP ポートのデフォルト設定の変更と SMTP を介してメールを送受信するように Domino® を設定する方法の詳細については、関連リンクを参照してください。

手順

  1. Domino® Administrator で [設定] タブをクリックし、[サーバー] セクションを展開します。
  2. 編集するサーバー文書を選び、[サーバーの編集] をクリックします。
  3. [基本] タブで、以下のフィールドに入力します。
    表 1. [基本] タブのフィールド

    フィールド

    Enter

    完全なインターネットホスト名

    サーバーのホスト名とドメイン名を組み合わせた完全な名前。最上位のドメインも含みます。たとえば、smtp.renovations.com の場合、smtp はホスト名、acme は第 2 レベルのドメイン名、.com は最上位のドメイン名です。

    グローバルドメイン文書がない場合に、ルーターはこのフィールドのエントリを使用して、ローカルインターネットドメインを判別します。通常、完全修飾ホスト名は、サーバーの設定時にまたはシステム管理プロセス (AdminP) によってサーバー文書に追加されます。このフィールドに有効なエントリが設定されていないと、配信のループが生じる場合があります。

    SMTP listener タスク

    新しく作成したグループのオプションとして、

    • [有効] を選ぶと、SMTP listener タスクが有効になってサーバーが SMTP で配信されたメッセージを受信できます。
    • [無効] (デフォルト) を選ぶと、サーバーは SMTP で配信されたメッセージを受信できません。
  4. [ポート] > [インターネットポート] > [メール] タブをクリックします。
  5. [メール (SMTP インバウンド)] 列で、TCP/IP ポートのステータスが [有効] に設定されていることを確認して、[保存して閉じる] をクリックします。