ボールトから ID を削除する、または非アクティブであることを示すマークをつける

ボールトから ID を削除することができます。また、非アクティブであることを示すマークをつけてボールトの [非アクティブなユーザー ID] ビューに移動し、管理対象から外すことも可能です。非アクティブ状態になった ID は、組織を一度離れたユーザーが復帰した場合などに、元に戻すことができます。

このタスクについて

ボールトから ID を削除する手順、ボールト内の ID を非アクティブ ID としてマーキングする手順、非アクティブ ID を元に戻す手順を以下に示します。

1. ボールト内の ID 管理タスク

タスク

ステップ

コメント

システム管理プロセスによってユーザーを削除する際に、ボールトからユーザー ID を削除する。

Domino® Administrator で [ユーザーとグループ] を選択し、[削除] をクリックして [ボールトから ID を削除] を選択します。

  • ボールトから ID を削除できるのは、ボールト管理者だけです。ボールト管理者以外のユーザーがこの操作を実行すると、システム管理プロセス要求により、ID ボールト内の ID が非アクティブであることを示す時限爆弾のアイコンが表示されます。この場合、ボールト管理者が手作業でボールトから ID を削除する必要があります。

手作業でボールトからユーザー ID を削除する。

IBM_ID_VAULT サブディレクトリにあるボールトデータベースを開いて、[ボールトユーザー] ビューまたは [非アクティブなユーザー ID] ビューで ID のユーザー文書を選択し、DEL キーを押してから F9 キーを押します。

  • この操作を実行できるのは、ボールト管理者だけです。

システム管理プロセスによってユーザーを削除する際に、ボールト内のユーザー ID を非アクティブ ID としてマーキングする。

Domino® Administrator で [ユーザーとグループ] をクリックしてユーザー文書を選択し、[削除] をクリックして [非アクティブ ID としてマーキングし、ボールトに ID を残す] を選択します。

  • この操作を実行できるのは、Domino® の管理者またはボールト管理者だけです。
  • Domino® 管理者がこの操作を実行した場合、システム管理プロセス要求により、非アクティブであることを示すマークがボールト内の ID に表示されます。

ボールト内の ID を非アクティブ ID として手作業でマーキングする。

IBM_ID_VAULT サブディレクトリにあるボールトデータベースを開き、[ボールトユーザー] ビューで ID のユーザー文書を選択し、[非アクティブ ID としてマーキング] をクリックします。

  • この操作を実行できるのは、ボールト管理者だけです。

非アクティブ ID を元に戻す。

IBM_ID_VAULT サブディレクトリにあるボールトデータベースを開き、[非アクティブなユーザー ID] ビューで ID のユーザー文書を選択し、[ID の復旧] をクリックします。

  • この操作を実行できるのは、ボールト管理者だけです。