Domino 12 の ODS 55 で導入された拡張機能
HCL Domino® Domino 12 では、データベースのファイル形式として、オンディスク構造 (ODS) 55 が導入されました。
許可された ACL エントリの増加
NSF_ENABLE_LARGE_ACL=1
ACL エントリを増やしたデータベースをダウングレードする場合は、コンパクト -r コマンドを使用する前に、サイズが 32KB になるように十分な数のエントリを削除してください。そうでない場合は、ACLが破損し、新しいデフォルトACLが作成されます。
個々のサマリーフィールドで許容されるサイズの増加
ODS 55
では、データベース内の個々のサマリーフィールドに使用できる最大サイズも16MBに増やされます。サマリーフィールドは、リッチテキスト以外のフィールド、数値フィールド、および日時フィールドです。これらのフィールドの以前の上限は
64 KB でした。このようにフィールド・サイズを大きくするには、データベースを ODS 55 にアップグレードするだけでなく、load compact
-c -LargeSummary on <database>
コマンドを使用してデータベースの大規模サマリーデータを有効にする必要があります。(Create_R12_Databases=1
が設定されている場合、コマンドでデータベースを ODS 55 にアップグレードすることもできます)。ビュー内のキーの長さ + データ長は、64K
を超えることはできません。
データベースが ODS 55 で、LargeSummary が有効になっている場合、R12以前のNotesクライアントやDominoサーバーでは、65,406 バイトを超える長さのアイテムを持つドキュメントにアクセスできないことがあります。
個々の非サマリーフィールドに対して許可されるサイズの増加
各非サマリーフィールドは最大約 1 GB、ドキュメントの最大サイズは 4 GB になりました。