間接ファイルを使用してデータベース保守管理タスクを実行する
間接ファイルを使用して、同じ保守管理タスクを何度も実行することができます。これにより、時間を大幅に節約できます。fixup、compact、updall、design、convert の各保守管理タスクで、間接ファイルを使用できます。複数の保守管理タスクを異なる間接ファイルに対して逐次的に実行するバッチファイルやスクリプトを作成して、保守管理タスクを迅速に完了させることもできます。複数の CPU を使用している場合は、同じ保守管理タスクを複数の間接ファイルに対して実行することで、保守管理タスクの同時実行が可能です。同時に実行する保守管理タスクの数は、使用する CPU の数と同数にすることをお勧めします。そうでない場合、CPU リソースの獲得のための競合が始まり、タスクの完了により時間がかかる恐れがあります。
このタスクについて
手順
- テキストファイルを .ind というファイル名拡張子で作成します。例えば、mailfiles1.ind。
- 作成したテキストファイルに、データベースまたはディレクトリのリストを追加します。例えば、mailfiles1.ind ファイルに、次のファイルを追加します。
- mail\mail1.nsf
- mail\mail2.nsfおよび以下までのすべてのファイル
- mail\mail25.nsf
- 次のいずれかの手順に従って、この間接ファイルに対して保守管理タスクを実行します。
- 複数の CPU がある場合、Domino サーバーが稼働している状態で、Domino コンソールから複数の間接ファイルに対するコマンドを入力します。例えば、次のようなコマンドを入力します。
load updall mailfiles1.ind
load updall mailfiles2.ind
load updall mailfiles3.ind
- 複数の CPU がある場合、Domino サーバーが稼働しているかどうかにかかわらず、別々の Microsoft Windows コマンドプロンプトから、次のように入力します。
d:\notefile> c:\notes\nupdall.exe mailfiles1.ind
d:\notefile> c:\notes\nupdall.exe mailfiles2.ind
d:\notefile> c:\notes\nupdall.exe mailfiles3.ind
例えば、100 個のメールファイルに対してupdall
を実行したいとき、コンピュータに 4 個の CPU がある場合は、次の 4 つの間接ファイルを作成します。- mailfiles1.ind には mail\mail1.nsf から mail\mail25.nsf まで含まれます
- mailfiles2.ind には mail\mail26.nsf から mail\mail50.nsf まで含まれます
- mailfiles3.ind には mail\mail51.nsf から mail\mail75.nsf まで含まれます
- mailfiles4.ind には mail\mail76.nsf から mail\mail100.nsf まで含まれます