拡張システム管理サーバーを使用する

Domino® ディレクトリのターゲット文書は、Domino® ディレクトリの特定の名前空間に属性していない限り、追加、変更、削除はできません。名前空間は認証階層によって定義されます。認証階層は、例えば OU=Sales/O=Acme などで、この場合、組織が Acme で組織単位は Sales です。名前空間として組織または 1 つ以上の組織単位を指定できます。拡張システム管理サーバーによるシステム管理要求の処理は、この名前空間に対して行われます。従来のシステム管理サーバーでは、Domino® ディレクトリのターゲット文書のうち、どの名前空間にも属していない、または拡張管理サーバーが割り当てられていないものをすべて変更します。

1 つの Domino® ディレクトリに対して拡張システム管理サーバーを指定するには、その Domino® ディレクトリの拡張アクセスインターフェースで名前空間を選択し、その名前空間のシステム管理者として特定のサーバーを指定します。この新しいインターフェースでは、各システム管理サーバーが担当する名前空間を個別に指定できます。

拡張システム管理サーバーは管理責任を複数のサーバーに分散するため、地理的に分散したサーバーのリモート管理を行う場合、特に便利です。拡張システム管理サーバーの概念は、管理者がリモート管理を行うことを目的に開発されました。

拡張システム管理サーバーを使用するには、ドメイン内のすべての Domino® サーバーが Domino® 7 以上でなければなりません。