この資料では、サーバーとデータベースを管理およびモニタリングするためのツールについての情報を提供します。
このセクションのトピックでは、Domino® サーバーを管理するためのツールについて説明します。
システム管理プロセスは、システム管理タスクのうちの多数のルーチン部分を自動化するプログラムです。
システム管理プロセス要求の管理には、要求の承認、要求の処理が急を要するときの要求の強制的な実行、システム管理要求データベースでのエラーのチェックなどがあります。
Domino® Administrator は、Notes® と Domino の管理クライアントです。Domino Administrator を使用して、ほとんどの管理タスクを実行できます。
サーバーコントローラは、Domino® サーバーを制御する Java ベースのプログラムです。サーバーコントローラを開始すると、制御対象の Domino サーバーが起動します。サーバーをサーバーコントローラのもとで実行すると、オペレーティングシステムコマンド、コントローラコマンド、Domino サーバーコマンドをサーバーコントローラに送信することができます。
Domino® ディレクトリのシステム管理サーバーの選択方法は、ネットワーク設定、使用可能な装置、システム管理プロセスによる Domino ディレクトリへの変更予定によって異なります。
管理プロセスをセットアップするための一連のタスクを実行します。
Domino® では、1 次 Domino ディレクトリである NAMES.NSF 以外のディレクトリに保存するユーザー名とグループの保守管理に、2 次 Domino ディレクトリを使用することができます。例えば、Notes® ID を持つ Notes ユーザーは NAMES.NSF で保守管理を行い、Web 専用ユーザーは 2 次 Domino ディレクトリで保守管理を行う、という使い分けができます。
Domino® ディレクトリのシステム管理プロセスは、各ドメインのサーバーで設定しなければなりません。
システム管理プロセスを使用してタスクを実行する管理者はそれぞれ、Domino® ディレクトリ (NAMES.NSF)、2 次ディレクトリ (該当する場合)、システム管理要求データベース (ADMIN4.NSF)、認証ログデータベース (CERTLOG.NSF) に適切なアクセス権とロールを持っていなければなりません。
Notes® (.NSF) アプリケーションの [ACL] ダイアログボックスの [詳細] パネルには、[システム管理サーバー] フィールドと [アクション] フィールドがあります。これらのフィールドの変更には注意が必要です。
システム管理要求データベース (ADMIN4.NSF) 内のビューを使用して、さまざまな方法で要求をソートしたり検査したりします。
ユーザー名の変更要求に固有の 2 つの状況があります。一方の状況では、元のユーザー名に戻す要求を生成し、もう一方の状況ではユーザー名の変更を取り消す要求を生成します。これらの要求が ADMIN4.NSF に通知されるたびに、要求を承認または拒否することが求められます。
システム管理要求データベースで承認が必要な要求を毎日チェックします。
システム管理プロセス要求を強制するために、Domino® サーバーコンソールからコマンドを実行することができます。
システム管理要求データベースで承諾が必要な要求を毎日確認する必要があります。エラーは、返答ログ文書に赤い X 印で表示されます。
失敗したシステム管理プロセス要求を再度処理することができます。
システム管理プロセスをカスタマイズできます。
システム管理プロセスによって記録された統計を使用することにより、システム管理プロセスタスクの要求処理活動をモニターすることができます。
システム管理要求データベースの返答ログ文書には、システム管理要求の処理中に発生したエラーを説明するメッセージが保存されています。エラーメッセージはシステム管理サーバーのコンソールにも表示されます。サーバーで発生したエラーイベントの通知を受け取るシステム管理者は、EVENTS4.NSF にイベントハンドラ文書を作成して、通知方法を定義できます。
システム管理要求はアクションを実行する管理者によって作成されます。システム管理タスクの 1 つで、AdminP (システム管理プロセス)というサーバータスクから実行されます。システム管理要求が生成されると、システム管理要求データベースに表示されます。
このセクションでは、使用可能な Domino® サーバーコマンドとそれらのコマンドを発行する方法について説明します。
このトピックでは、Domino® サーバーのタスクと、NOTES.INI ファイル内のそれぞれのデフォルト値について説明します。
IBM®i サーバーコマンドを使用して、IBMi で Domino® を管理することができます。
関連する多数の管理タスクをシステム管理プロセスとして自動化すると、ユーザーの管理がしやすくなります。例えば、ユーザーの名前を変更する場合、システム管理プロセスは、システム管理要求データベースに登録されている一連の要求を生成し、それらを実行することで、Notes® ドメインのデータベース全体で名前を自動的に変更します。
この節では、Domino® システムをモニターする際に役立つツールと機能について説明します。
次のいずれかの作業を行うことによって、Domino® サーバーを管理します。
この節のトピックでは、Domino® データベースを設定して管理する方法について説明します。