添付ファイル保存リポジトリを管理する
Domino® Server では、Domino® 添付ファイルとオブジェクトサービス (DAOS) リポジトリが添付ファイルの数の増大に対処するために大きくなると、データの負荷のバランスを保つために複数のサブディレクトリが自動的に DAOS 基本パスに作成されます。このリポジトリとそのデータは、移動や保存が可能です。
始める前に
このタスクについて
注: リポジトリディレクトリ (デフォルトでは notesdatadirectory/DAOS) 内にあるサブディレクトリの変更、移動、削除をする必要はなく、その中の .NLO ファイルを変更する必要もありません。
現在のディスクで空き容量が限られている場合は、空き容量の大きい別のディスクにリポジトリディレクトリを移動できます。また、別のドライブに配置されたディレクトリがサーバーの問題により破損した場合、別のドライブなどの新しい場所に新しい DAOS 基本パスを指定し、バックアップからディレクトリの内容をリストアできます。
注: リポジトリの移動は、同じドライブ内の別のディレクトリに移動するよりも、別の物理ドライブに移動する方が長い時間かかるため、この点を考慮して計画を立ててください。
Domino 11 以降では、DAOS tier 2 ストレージを使用して、指定した日数内にアクセスされていない古い添付ファイルをサーバー・リポジトリーから無制限の S3 ストレージ・サービスに移動できるようにすることもできます。
手順
- Domino® Administrator で [設定] タブをクリックし、[サーバー] セクションを展開します。
- 編集するサーバー文書を選び、[サーバーの編集] をクリックします。
- [DAOS] タブをクリックします。
- [DAOS ベースのパス] フィールドで、ディレクトリの新しい場所を指定します。サーバー文書を保存します。
- Domino® サーバーと、関連付けられているすべてのプロセス (修復、圧縮、バックアップなど) を停止します。
- 以下のいずれかを実行します。
- DAOS リポジトリディレクトリを移動するには、新しい場所に新しいディレクトリを作成し、オペレーティングシステムを使用して既存の notesdatadirectory/DAOS ディレクトリに保存されている内容すべてを作成したディレクトリにコピーします。
- DAOS リポジトリディレクトリをリストアするには、バックアップファイルから notesdatadirectory/DAOS ディレクトリのバックアップされた内容を新しいファイルの場所にコピーします。
- サーバーの NOTES.INI ファイルに
DAOSBasePath
の設定が表示される場合は、その値を更新します。 - Domino® サーバーが実行されているマシンを再起動し、次に、Domino サーバーを再起動します。