破損ファイルおよびクラスタの処理
NSF が破損した場合で、クラスタサーバーまたは NSF の複製が別のサーバーにある場合は、いくつかのオプションがあります。
- 各全体 NSF を複製する – クラスタメンバー上の既存の NSF から新しい複製を作成できます。新しい各複製は DAOS 有効としてマークする必要があります。複製の発生時に、関連付けられている添付ファイルは DAOS に保存されます。
- NSF をコピーし、見つからない添付ファイルを複製する – 必要なすべての NSF はクラスタメンバーから修復されているサーバーにコピーされます。これにより、文書データのコピーが添付ファイルデータなしで作成されます。次に Fixup -j -D が実行され、存在しない NLO ファイルへの DAOS 参照を含むすべての文書が削除されます。その後の複製は、関連付けられている添付ファイルとともにそれらの文書が再作成され、DAOS に保存されます。
- NSF をコピーし、NLO をコピー / 復元する – 必要なすべての NSF はクラスタメンバーから復元されているサーバーにコピーされます。次に各個別の NSF に対してコマンド「tell daosmgr listnlo missing somefile.nsf」が発行され、DAOS リポジトリ内に存在しない NLO ファイルのリストが生成されます。次にそれらの NLO ファイルはバックアップから復元されるか、クラスタメンバーからコピーされます。(別の Domino サーバーからの NLO ファイルのコピーは DAOS の暗号化をオフにしている場合のみ機能することに注意してください。DAOS の暗号化はデフォルトではオンになっており、暗号化にはサーバー鍵を使用します。そのため暗号化されている NLO ファイルは Domino サーバー間を移動できません。)
- 完全な NSF をコピーして再抽出する – DAOS が有効ではない別のサーバー上に複製がある場合、復元されているサーバーに NSF をコピーできます。添付ファイルは、NSF のそのコピーのインラインになり、「compact -c -daos on」を発行してインライン添付ファイルを DAOS に抽出できます。
- NSF を再統合および再抽出する – DAOS が有効になっている別のサーバー上に複製があるが、暗号化のため NLO ファイルを直接使用できない場合、他のサーバー上で「compact -c -daos off」を実行して添付ファイルを NSF に再統合できます。一度これを行うと、NSF を復元されているサーバーにコピーできます。また「compact -c -daos on」を使用して添付ファイルを DAOS にもう一度抽出できます。