複製方向を指定する

Domino® デフォルトで [Pull-Push] が複製方向として使用されます。別の複製方向も指定できます。

• [Pull Push] は、デフォルトの複製方向です。呼び出し側のサーバーが応答側のサーバーから更新内容を受信した後、自分の更新内容を応答サーバーに送信するという双方向プロセスです。[Pull Push] では、呼び出し側サーバーのレプリケータがすべての作業を実行します。
• [Pull Pull] は、2 台のサーバーが更新内容を互いに受け取る双方向プロセスです。[Pull Pull] では、呼び出し側と応答側サーバーそれぞれのレプリケータが複製作業を分担します。
• [Push のみ] は、呼び出し側サーバーが応答側サーバーに更新内容を送信するという一方向のプロセスです。一方向の複製では、双方向の複製よりも常に所要時間が短くなります。
• [Pull のみ] は、呼び出し側サーバーが応答側サーバーから更新内容を受信するという一方向のプロセスです。一方向の複製では、双方向の複製よりも常に所要時間が短くなります。

フィールドで呼び出し側サーバーの複製方向を編集します。複製方向は複製を強制するときにも指定できます。例えば、あるサーバーの Domino® ディレクトリを更新し、その変更を他のサーバーに手動で複製する場合は、サーバーコンソールで [Push のみ] 方式か [Pull のみ] 方式を使用します。