アプリケーションコード調査

アプリケーションコード調査は、エージェントが使用するリソースとエージェントスケジュールをモニターします。例えば、アプリケーションコード調査を使用すると、リソースを余分に使用しているエージェントや、想定より長く実行しているエージェント、スケジュールよりも遅れているエージェントを特定できます。また、問題解決のための解決策が示されることもあります。

アプリケーション調査は、Agent Manager が実行しているサーバーベースのスケジュールされたエージェントと、Domino® HTTP プロセスが実行しているサーバーベースの Web エージェントをモニターします。各アプリケーション調査は、日次ベースで、調査サブタイプごとに問題のあるエージェントを 100 洗い出します。

[アプリケーションコード -- 長時間実行エージェント] は、暴走している可能性のあるエージェントを特定し、最長期間稼働しているエージェントのリストを生成します。日次 100 問題リストはサーバー文書に指定したように、HTTP 調査の場合は真夜中に再起動され、Agent Manager 調査の場合キャッシュリフレッシュ時間に再起動されます。Agent Manager によって実行される、スケジュールされたエージェントに対する最低設定時間は 5 分で、チェック間隔に相当します。HTTP プロセスによって実行される Web エージェントでは、最低設定時間は 1 分で、チェック間隔に相当します。チェック間隔は設定できません。調査が有効になっていると、すべてのエージェントがモニターされます。

[アプリケーションコード -- メモリ使用量でランク付けされたエージェント] は、LotusScript® と Java™ エージェントのメモリ使用容量を追跡します。同じエージェントでも、Agent Manager で稼働する場合と HTTP で稼働する場合では、ランキングが異なる可能性があります。HTTP の設定で、エージェントを同時に実行できるようにしている場合、同時に実行しているエージェントはメモリを共有します。したがって、ランキングのしきい値は、HTTP アクティブスレッドの最大数に対する現在のサーバーの設定、Web エージェントが同時に稼働するよう設定されているかどうか、エージェントが使用するメモリによって異なります。調査が有効になっていると、すべてのエージェントがモニターされます。

Domino® サーバー文書の [インターネットプロトコル] > [HTTP] タブの [アクティブスレッド数] フィールドに、スレッドの最大数を指定します。Domino® サーバー文書の [インターネットプロトコル] > [Domino Web Engine] タブの [Web エージェントを並列に実行] フィールドに、同時に実行するエージェントの設定を指定します。

別のタイプの調査では、ユーザー側での設定は不要です。常に稼働し、複数のエラー条件を識別します。この調査はエラー報告数が 100 エラーに制限されていません。次の条件をモニターします。

• エージェントセキュリティエラー
• 設計更新タスクが無効なエージェント
• 最大実行時間を超えたとき、異常終了するエージェント
• 全文索引のないデータベース上で実行された全文検索操作

ユーザーが定義できるアプリケーションコード調査の名前と説明を次表に示しています。