Domino® ドメインモニターデータベース
Domino® ドメインモニターデータベース (DDM.NSF) には、DDM 調査から報告されたイベント情報と、Domino® に組み込まれた DDM 以外のチェックから報告されたイベント情報があります。チェック機能には、イベントジェネレータ、特定のサーバータスクの一部として実行される新規のチェック (例えばルーターやレプリケータ)、以前の Domino® リリースでのイベントを生成するチェックや DDM に報告するために追加情報で変更されたチェックがあります。
Domino® ドメインモニターデータベースを使用して DDM イベントを表示し、報告された DDM イベントについての考えられる原因と解決策を確認し、解決のために DDM イベントを管理者に割り当て、報告されたイベントを解決できる適切なデータベースにリンクを貼り付けます。DDM には、拡張イベントとシンプルイベントという 2 つのクラスのイベント情報があります。拡張イベントは、DDM 調査文書により生成されたイベント、Domino® イベントジェネレータにより生成されたイベント、DDM イベントレポートに表示される特定の対象情報があるその他のイベントです。対象はサーバー、データベース、エージェントまたはユーザー指定の対象にすることができます。シンプルイベントは特定のターゲット情報に関連していない、または特定のターゲット情報を含んでいないイベントです。例えば、Domino® サーバーコンソールに報告されるほとんどのイベントは、シンプルイベントです。
Domino® ドメインモニターデータベースからイベントを選択して、イベントの詳細情報を表示できます。[Probable cause and possible solution] タブを使用してイベントの原因を表示できます。場合によっては、データベースリンクを使用して、イベントを解決できる適切なデータベースにアクセスできます。DDM イベント文書には、イベントの詳細を表示する [Details] タブや、開いている DDM イベント文書に関連する可能性のある他の DDM イベント文書にリンクする [Correlation] タブなどがあります。
Domino® サーバーの最初の起動時に、Domino® ドメインモニターデータベース (DDM.NSF) が DDM.NTF テンプレートから作成されます。このデータベースには、データベースが存在するサーバーの DDM イベント情報が格納されます。サーバーが収集サーバーである場合、データベースにはデータの収集対象のサーバーからの情報も含まれます。調査の作成および変更時に DDM 調査文書に指定する調査タイプ、調査サブタイプ、重要度に基づいて、問題が検出されるたびに DDM イベントが生成されます。