設定コレクタを使用してサーバーのパフォーマンスを向上させる

Domino® 設定コレクタは、Domino サーバーの設定状況を示すスナップショットを提供します。その設定情報を使用して、最近行ったサーバー設定の変更がサーバーのパフォーマンスに与えた影響を分析できます。

Domino ではサーバーを初期化するときにいくつかの文書を読み取ります。つまりサーバー文書、サーバー設定文書、全サーバー設定文書、グループサーバー設定文書です。また、Domino では 5 分ごとにこれらの文書が変更されていないかどうかを調べます。変更があった場合、Domino は変更された文書を読み取り、保存します。Domino が文書を読み取ると、文書の変更時刻と日付、サーバー名に基づき、ファイル名が作成されます。各サーバー文書と設定文書にはデフォルトの接頭辞が割り当てられます。

  • サーバー文書 -- serverdoc
  • サーバー設定 (特定サーバー) 文書 -- configspecific
  • サーバー設定 (すべてのサーバー) 文書 -- configall
  • サーバー設定 (サーバーグループ) 文書 -- configgroup

例えば、サーバー文書が Sales というサーバーで 2009 年 8 月 2 日午後 4 時 5 分に変更された場合、文書に割り当てられるファイル名は serverdoc_sales_2009_08_02@16_05_20.dxl になります。ファイルは HCL Domino のデータディレクトリの下にある診断用のディレクトリ IBM_TECHNICAL_SUPPORT に保存されます。Domino/Data がデータディレクトリである場合、パスは次のようになります。

C:/Domino/Data/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/serverdoc_sales_2009_08_02@16_05_20.dxl.

収集された情報を表示するには、IBM_TECHNICAL_SUPPORT ディレクトリの個々の文書を開きます。