Server.Load ツール
Server.Load は容量計画ツールで、テスト対象の Domino® サーバーの容量や応答時間を測定できます (テストは「スクリプト」や「ワークロード」と呼ばれることもあります)。
Server.Load は、Domino Administrator クライアントがサポートするすべてのプラットフォームをサポートします。Server.Load では、サーバーに渡すトランザクションをクライアントが生成し、実行します。典型的な Server.Load の設定では、1 台以上の Notes クライアントのシステムが Server Under Test (SUT) を推進します。Server.Load を実行する各クライアントが SUT に対しユーザーの Notes® のトランザクションの負荷をシミュレートすると、サーバー統計のレポートがクライアントに返されます。複数クライアントを設定する場合、それぞれのシステムを設定し、それぞれからテストを実行する必要があります。
その際、組み込まれているスクリプトを実行し、コマンドのライブラリのカスタムスクリプトを作成し、または手動でコマンドを送信ができます。例えば、組み込みの R5 Simple Mail Routing スクリプトを実行して、Notes クライアントでメールを読んだり送信したりしているユーザーをシミュレートできます。また、Notes メールデータベースを作成し、開き、メッセージを埋め込むカスタムスクリプトを作成することもできます。それぞれのコマンドをテストまたは実行するには、手動コマンドラインモードを使用してデータベースから文書を削除したり、リモートサーバーからコンソールコマンドを発行できます。
Server.Load を使用すれば、テスト環境と変数をリアルタイムで制御できます。テストを実行する前に、テストパラメータ、停止条件と既存のスクリプトの変数を変更できます。またサーバーの測定基準をリアルタイムでモニターすることもできます。スクリプトの実行中は [Metrics] ウィンドウに、分単位で更新されるサーバーの現在のパフォーマンスが表示されます。