一時的削除を有効にする
一部のデータベースでは、文書を削除するとその文書はデータベースから完全に削除されます。一方、Notes® メールファイルデータベースなどのデータベースでは、削除した文書はごみ箱フォルダに移されて、「一時的削除」状態で保存されます。削除した文書をごみ箱フォルダから復元するには、[復元] を選択します。
このタスクについて
削除した文書は、指定された有効期限に達するか、ユーザーがごみ箱フォルダを空にするまでは完全に削除されません。デフォルトでは、一時的削除は、メールテンプレートから作成されたメールデータベースに対して有効になります。デフォルトの有効期限は 48 時間です。すべてのデータベースに対して、削除復旧機能を有効または無効にできます。また、データベースから文書を削除するまでの削除復旧機能の維持期間を指定できます。
削除復旧機能状態で保存されている他の種類のデータベースの文書を表示するには、文書のリストを表示するビューを作成し、文書をデータベースに復元させるプログラム化されたアクションをユーザーに提供する必要があります。
一時的削除を表示するビューの作成方法の詳細については、HCL Domino® Designer ヘルプ の「一時的削除のためのビューを追加する」を参照してください。
削除復旧機能が有効なデータベースでは、削除した文書がすぐに削除されないため、データベース内のディスク領域は、削除復旧機能を使用していないデータベースほど早く解放されません。ディスク容量が問題になる場合は、削除復旧機能を無効にすることを検討してください。
手順
- Domino Administrator の [ファイル] タブでデータベースを選択し、[編集] - [プロパティ] を選択します。
- [データベースのプロパティ] インフォボックスの [詳細] タブで、[一時的削除を許可] チェックボックスをオンにします。
- [一時的削除の有効期間 (時間)] の値を設定します。デフォルトは 48 時間です。指定した時間が経過すると、削除復旧機能状態の文書がデータベースから完全に削除されます。