クラスタマネージャ統計

AvailabilityIndex、AvailabilityThreshold、ExpansionFactor 以外の Domino® クラスタマネージャ統計名にはそれぞれ Server.Cluster という接頭辞が付きますが、この表の名前では省略されています。AvailabilityIndex、AvailabilityThreshold と ExpansionFactor の先頭には Server という接頭辞が付きます。

表 1. 統計名

統計名

説明

メンバー

クラスタにあるサーバーの名前と可用性インデックスを表示します。

AvailabilityIndex

サーバーの可用性の指標。0 は利用できるリソースがないことを示し、100 はサーバーリソースをすべて使用できることを示します。

AvailabilityThreshold

サーバーの現在の可用性限界値。可用性インデックスが可用性限界値以下の場合、サーバーはビジー (BUSY) 状態になります。

ExpansionFactor

現在の拡張係数。この数値は、可用性インデックスの計算に使用します。値 1 は、サーバーがそのサーバーの最短時間でトランザクションを完了していることを示します。64 の値は、トランザクションの完了に最短時間の 64 倍の時間がかかることを意味します。デフォルトでは、拡張係数 64 は、全負荷がかかっているサーバーであることを示し、可用性インデックスが 0 になります。NOTES.INI 設定 Server_Transinfo_Range を使用して、全負荷がかかっているサーバーを示す拡張係数を変更できます。

OpenRedirects.Failover.Successful

クライアントがレプリカ ID を指定してデータベースを開けなかった場合に、サーバーがクライアントを別のクラスタメンバーにリダイレクトできた合計回数

OpenRedirects.Failover.Unsuccessful

クライアントがレプリカ ID を指定してデータベースを開けなかった場合に、サーバーがクライアントを別のクラスタメンバーにリダイレクトできなかった合計回数

OpenRedirects.FailoverByPath.Successful

クライアントがパス名を指定してデータベースを開けなかった場合に、サーバーがクライアントを別のクラスタメンバーにリダイレクトできた合計回数

OpenRedirects.FailoverByPath.Unsuccessful

クライアントがパス名を指定してデータベースを開けなかった場合に、サーバーがクライアントを別のクラスタメンバーにリダイレクトできなかった合計回数

OpenRedirects.LoadBalance.Successful

サーバーがビジーのときに、クライアントがレプリカ ID を指定してデータベースを開こうとした場合に、サーバーがクライアントを別のクラスタメンバーにリダイレクトできた合計回数

OpenRedirects.LoadBalance.Unsuccessful

サーバーがビジーのときに、クライアントがレプリカ ID を指定してデータベースを開こうとした場合に、サーバーがクライアントを別のクラスタメンバーにリダイレクトできなかった合計回数

OpenRedirects.LoadBalanceByPath.Unsuccessful

サーバーがビジーのときに、クライアントがパス名を指定してデータベースを開こうとした場合に、サーバーがクライアントを別のクラスタメンバーにリダイレクトできなかった合計回数

OpenRedirects.LoadBalanceByPath.Successful

サーバーがビジーのときに、クライアントがパス名を指定してデータベースを開こうとした場合に、サーバーがクライアントを別のクラスタメンバーにリダイレクトできた合計回数

OpenRequest.ClusterBusy

すべてのサーバーがビジーのときのクライアント要求の合計数

OpenRequest.DatabaseOutOfService

サーバーで無効とされているデータベースをクライアントが開こうとした合計回数

OpenRequest.LoadBalanced

サーバーがビジーのときにサーバーのデータベースをクライアントが開こうとした合計回数

PortName

イントラクラスタネットワークトラフィックに使用するデフォルトポートまたはアスタリスク 1 つ。アスタリスクはデフォルトポートはなく、有効なポートはどれでも使用できることを示します。

ProbeCount

サーバーが他のクラスタメンバーの調査を完了した合計回数

ProbeError

サーバーが他のサーバーを調査中に発生したエラーの合計回数

ProbeTimeout(mins)

イントラクラスタ調査が発生する間隔

この統計はクラスタ統計レポートには表示されませんが、Show Stat コマンドを使用して表示できます。また、クラスタ統計レポートフォームに追加することもできます。