ディレクトリカタログを計画する

ディレクトリカタログは、クライアントベースかサーバーベースです。クライアントベースの要約ディレクトリカタログ (モバイルディレクトリカタログとも呼ばれる) を使用することで、HCLNotes® ユーザーは、ネットワークに接続していないときでも、企業のディレクトリ情報にオフラインでアクセスできます。サーバーは、拡張ディレクトリカタログを使用して、2 次 Domino ディレクトリがソースである情報を検索します。

ディレクトリカタログを計画する場合に発生する課題をいくつか次に示します。

• どの文書やフィールドをディレクトリカタログに集約するか? どの情報を集約するかは、ディレクトリカタログのタイプや用途によって異なります。
• 企業で複数の Domino ディレクトリを使用する場合、サーバーでディレクトリカタログを使用するように設定するか? 企業で使用する Domino ディレクトリの数が多いほど、サーバーで使用する拡張ディレクトリカタログにそれらのディレクトリを集約する利点が多くなります。
  注: このリリースの Domino では、サーバーでの要約ディレクトリカタログの使用はサポートされていません。要約ディレクトリカタログを作成して古いリリースを実行しているサーバーで使用している場合、それらは引き続き機能しますが、それらの使用は推奨されていません。
• サーバーベースのディレクトリカタログをクライアント認証に使用するか? 使用する場合、クライアント認証に対してディレクトリカタログの使用を有効にする方法は、使用するサーバーベースのディレクトリカタログのタイプによって異なります。
• クライアントのマシンで要約ディレクトリカタログを使用する場合は、エントリをどのようにソートするか? ユーザーがメールのアドレスを指定する際に名前を入力する通常の方法に応じて、要約ディレクトリカタログをソートする必要があります。これにより、アドレスの入力補完機能で名前を検索することができます。