ジャーナルに記録するメッセージを指定する

ジャーナルを有効化したら、サーバー設定文書にメールルールを設定し、ジャーナルに記録するメッセージを指定します。

[すべての文書] を指定した場合、メッセージが配信不能として返されると、Domino® により元のメッセージとともに送信エラーレポートがジャーナルに記録されます。

Domino でメッセージがジャーナルに記録される場合、経路の次のサーバーに転送される前にメッセージにジャーナルフラグが設定されます。これにより、配信パス内の後続のサーバーでメッセージが再度ジャーナルに記録されないようになります。受信側メールサーバーのルーターは、メッセージをユーザーのメールファイルに配信すると、ジャーナルフラグを削除し、メッセージがジャーナルに記録されていることをユーザーに気付かれないようにします。

ISpy タスクを実行しているサーバーでは、このタスクによって、およそ 5 分ごとにメール調査がトレースメッセージの形式で送信され、メールの接続がテストされます。通常の使用状況では、これらの調査は ISpy タスクによって ISpy メール受信データベースから自動的に削除され、それらのトレースのみがサーバーコンソールとサーバーログファイルの [Mail Routing events] ビューに表示されます。ただし、これらのサーバーでジャーナルルールを有効にし、条件 [すべての文書] を指定した場合、メールジャーナルデータベースによって ISpy タスクが送信する各トレースメッセージが捕捉されます。メールジャーナルデータベースが、これらのエントリでいっぱいになるのを防止するために、送信者に ISpy が含まれているメッセージに対してルールの例外を設定します。