ボールトにある ID のパスワードをリセットする

ボールトに格納されたアクティブな ID に対するパスワードのリセット権限がある場合は、パスワードをリセットすることができます。この権限は、ユーザーがパスワードを忘れてしまった場合など、パスワードをリセットする際に必要になります。

このタスクについて

パスワードを忘れたユーザーは、クライアントから Notes® にログインする際に、新しいパスワードを使用する必要があります。このためには、クライアントがネットワークに接続してボールトと通信できる状態であることが条件となります。新しいパスワードを指定した後、有効なポリシーセキュリティ設定文書の [ID ボールト] タブの [パスワードリセット後にパスワードの変更を強制する] が [はい] (デフォルト) に設定されている場合、改めてパスワードを変更する画面が表示されます。

注: ユーザーポリシーで [Notes ID ファイルのパスワードを確認] オプションが有効になっている場合は、notes.ini 設定 IDV_RESETPASSWORD_DIGEST=2 を、ID ボールトを保管する Domino® サーバーに追加します。この設定により、システム管理プロセスは、入力された新しいパスワードと一致するように、ユーザーのユーザー文書内のパスワードダイジェストを更新する要求を作成します。システム管理プロセス要求が処理された後、このパスワードダイジェストを持つ ID ファイルのみがサーバーにアクセスできます。

次のステップを実行します。

手順

  1. Domino Administrator に、ユーザー ID に対するパスワードのリセット権限がある ID でログインします。
  2. [ユーザーとグループ] タブをリックし、リセットするユーザー名を選択します。
  3. [ツール] > [ID ボールト] > [パスワードのリセット] をクリックします。
  4. 以下のいずれかの手順を実行します。
    • 新しいパスワードを作成してユーザーに直接通知する場合は、[通知方法: 直接] を選択します。次に、新しいパスワードを直接入力して確認するか、[ランダムなパスワード] をクリックしてランダムなパスワードを生成します。
    • 新たに生成したランダムなパスワードを、対象ユーザーの管理者などに暗号化電子メールで送信する場合は、[通知方法: E メールで管理者に通知] を選択して送信先の電子メールアドレスを入力します。
  5. [このユーザーフィールドに対して ID ダウンロードを許可] に、ユーザーの ID ファイルをボールトからクライアントのワークステーションにダウンロードできる回数を指定します。たとえば、特定の 2 台のワークステーション上で Notes を実行するユーザーのパスワードをリセットする場合、このフィールドには 2 と指定します。
    注: このフィールドが表示されるのは、ユーザーの有効なポリシーにセキュリティ設定文書が存在し、その文書の [ID ボールト] タブの [自動 ID ダウンロードを許可する] が [いいえ] に設定されている場合に限ります。
  6. [パスワードのリセット] をクリックします。