コマンド行からのリモート・コントロール・セッションの開始

wrc コマンドを実行して、ターゲットとのセッションを開始できます。

このタスクについて

このコマンドを使用して、ターゲットとの間で開始するリモート・コントロール・セッションのタイプを指定します。
注: 開始するセッションのターゲットには、ターゲット・ソフトウェアがインストールされている必要があります。

リモート・コントロール・セッションを開始するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. コマンド・プロンプトで、コマンド・ライン・ツールをインストールしたディレクトリーに移動します。
  2. wrc コマンドを入力してセッションを開始します。
    コマンドの構文は次のとおりです。wrcuser:passwordAction Rctarget[Rccontroller][options]
    user:password
    BigFix® Remote Control Serverにログオンするための有効なユーザー ID およびパスワードを指定します。
    Action (アクション)
    確立するリモート・コントロール・セッションのタイプを定義します。
    rc
    オプション -S に割り当てられた値によって決定されるタイプのリモート・コントロール・セッションを開始します。オプション -S と共に使用されます。
    filexfer または filetransfer
    ターゲットとの間でファイル転送セッションを開始します。
    active
    ターゲットとの間でアクティブ・セッションを開始します。
    reboot
    ターゲット・コンピューターを再始動します。
    guidance
    ターゲットとの間でガイダンス・セッションを開始します。
    monitor
    ターゲットとの間でモニター・セッションを開始します。
    chat
    ターゲットとの間でチャット・セッションを開始します。
    Rctarget
    接続するターゲットのコンピューター名または IP アドレスを指定します。パラメーターの構文は以下のとおりです。

    @Endpoint:<computername or ipaddress>

    Rccontroller
    コントローラーを別のコンピューターで実行するには、別のコンピューターのコンピューター名または IP アドレスを入力します。このパラメーターの値を指定しない場合、コントローラーはコマンドの実行元のコンピューターで開始されます。パラメーターの構文は以下のとおりです。

    @Endpoint:<computername or ipaddress>

    コントローラーを使用してセッションを開始するには、以下の条件が満たされている必要があります。

    • コントローラーを実行するコンピューターにターゲット・ソフトウェアがインストールされている必要がある。
    • Remote Control でサポートされる Java ランタイム環境がコントローラー・コンピューターにインストールされている。
    • コマンドを実行するコンピューターが、インストール時に設定されたリモート・コントロール・ポートを使用して、コントローラーを開始するコンピューターに対して TCP 接続を確立できる必要がある。
    オプション
    -S
    rc アクションと使用します。
    A
    rc アクションが設定されている場合、-Sを A に設定するとアクティブ・セッションが開始されます。
    M
    rc アクションが設定されている場合、-Sを M に設定するとモニター・セッションが開始されます。
    注: rc 以外のアクションと一緒にこのオプションを使用した場合、Action パラメーターに設定された値によって、リモート・コントロール・セッションのタイプが決定されます。-S の値は無視されます。