コマンド・ラインからのターゲット上でのコマンドの実行

wrcmdpcr コマンドを使用してターゲットに接続し、非対話式のコマンド・ラインのコマンドを実行します。

このタスクについて

ターゲット上で実行するコマンドを指定することができます。このコマンドからの出力は、コマンド開始元のコンピューター上に表示されます。このコマンドは、BigFix® Remote Control Server ユーザー・インターフェースにアクセスできない場合にターゲットをデバッグするのに役立ちます。

ターゲット上でコマンドを開始するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. コマンド・プロンプトで、コマンド・ライン・ツールをインストールしたディレクトリーに移動します。
  2. 以下のコマンドを入力します
    wrcmdpcr user:password Rctarget command [argument ...]
    user:password
    BigFix® Remote Control Server にログオンするために使用する有効なユーザー ID およびパスワードを指定するために使用します。
    Rctarget
    接続してコマンドを実行する場所となるターゲットのコンピューター名または IP アドレスを指定するために使用します。構文は以下のとおりです。

    @Endpoint:<computername or ipaddress>

    コマンド
    コマンド・ラインから実行するコマンドを指定するために使用します。オペレーティング・システムのシェルに組み込まれており、バイナリー実行可能ファイルを持たないコマンドが対象です。例えば、dir オペレーティング・システムの tree または Windows™ の場合などです。Linux™ オペレーティング・システムの場合、cd または echo です。コマンド・シェル・コマンドも追加する必要があります。
    Windows™ システム
    コマンドの前に cmd /c と入力する必要があります。詳しくは、「使用例」を参照してください。

    例: cmd /c dir

    Linux™ システム
    コマンドの前に sh -c と入力する必要があります。詳しくは、「使用例」を参照してください。
    注:
    1. 実行されるコマンドは、ターゲット上で実行中のオペレーティング・システムに固有のものである必要があります。コマンドを Windows™ コンピューターから Linux™ オペレーティング・システムがインストールされているターゲットに対して実行する場合は、Linux™ コマンドを指定する必要があります。
    2. コマンドを、Linux™ コンピューターから Windows™ オペレーティング・システムがインストールされているターゲットに対して入力するときに、引数にパス名を使用する場合は、その引数で二重の円記号を使用する必要があります。例えば、\\windows です。
    3. 実行するコマンドは、ターゲットの PATH ステートメント内に存在する必要があります。そうでない場合は、コマンドへの絶対パスを使用する必要があります。
    引数 (argument)
    ターゲット上で実行するコマンドに対して引数を指定するために使用します。