Wake-on-LAN Medic とともに Intel vPro を使用したエンドポイントのウェイクアップ

Intel vPro とともに BigFix Wake-on-LAN Medic ユーティリティーを使用して、ウェイクアップするエンドポイントをセットアップおよびスケジュールするには、以下のステップに従います。

始める前に

BigFix Wake-on-LAN (WoL) Medic ユーティリティーとともに vPro を使用するには、以下の要件を満たしていることを確認します。
  • 以下のいずれかのサイトの最新バージョンをサブスクライブします。
    • BES のサポート・サイト
    • Power Management サイト
  • BigFix サーバーには .NET Framework 2.0 が必要です。
  • Wake-on-LAN Medic ユーティリティーを有効にします。詳しくは、「ウェークアップ機能の有効化」を参照してください。
  • ターゲット・コンピューターには Intel AMT 3.0 以降のバージョンが必要です。
  • Intel セットアップ・コンフィギュレーション・サービス (SCS) が使用される (オプション) 場合は、SCS サーバーのバージョン 7.0 以降を使用します。
  • 注: エラーを回避し、Wake-on-Lan Medic ユーティリティーが正しく機能するように、必ず RESTAPI を正しくセットアップしてください。RESTAPI は BigFix server のバージョン 9.0 以降でサポートされます。

このタスクについて

エンドポイントをウェイクアップするために Intel vPro を BigFix WoL Medic ユーティリティーとともに使用できます。BigFix Power Management では、ポリシーを使用して Wake-on-LAN を実行します。ポリシーを設定することで、特定の時刻に特定のエンドポイントをウェイクアップでき、vPro を使用できます。

ポリシーを実行すると、BESWolMedic.exe ユーティリティーが起動され、該当するエンドポイントの照会と WOL パケットの送信が行われます。

vPro オプションが有効な場合、認証が正常に行われた後、amtpowercmd.exe と呼ばれるユーティリティーが vPro を使用して HTTP で WoL シグナルを送信し、該当するエンドポイントをウェイクアップします。

注: BESWolMedic.exe と amtpowercmd.exe は BES サーバーで起動されます。

以下のステップは、Intel SCS を使用するインフラストラクチャーと使用しないインフラストラクチャーに適用されます。vPro インフラストラクチャーがセットアップ済みであることが前提です。

手順

  1. レジストリー値をセットアップします。
    • SCS を使用する場合
      x64 の場合
      • "HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREWOW6432BigFix EnterpriseServerMFSConfigPowerWoLSCSServer"
        注: この値は、サーバーのホスト名または IP アドレスです。
      • "HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREWOW6432BigFix EnterpriseServerMFSConfigPowerWoLSCSUsername"
      • "HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREWOW6432BigFix EnterpriseServerMFSConfigPowerWoLSCSPassword"
      x86 の場合
      • "HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREBigFixEnterprise ServerMFSConfigPowerWoLSCSServer"
        注: この値は、サーバーのホスト名または IP アドレスです。
      • "HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREBigFixEnterprise ServerMFSConfigPowerWoLSCSUsername"
      • "HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREBigFixEnterprise ServerMFSConfigPowerWoLSCSPassword"
    • SCS を使用しない場合
      x64 の場合
      • "HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREWOW6432BigFix EnterpriseServerMFSConfigPowerWoLvProUsername"
      • "HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREWOW6432BigFix EnterpriseServerMFSConfigPowerWoLvProPassword"
      x86 の場合
      • "HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREBigFixEnterprise ServerMFSConfigPowerWoLvProUsername"
      • "HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREBigFixEnterprise ServerMFSConfigPowerWoLvProPassword"
    注: SCS を使用しない場合は、各エンドポイントの資格情報が同じであることを確認して、ウェイクアップが失敗しないようにしてください。
  2. BigFix コンソールから、Wake-on-LAN ポリシーで vPro オプションを選択します。
    1. 「BES サポート」 > 「ウィザード」 > 「Wake-On-LAN をスケジュール」ウィザードに移動します。
    2. 新規ポリシーを作成するか既存のポリシーを選択します。
    3. 「Intel vPro テクノロジーと BigFix WoL を使用して、次に示すコンピュータをウェークアップします」を選択します。
    4. 新規ポリシーの場合は「ポリシーの作成」をクリックし、既存のポリシーの場合は変更を保存します。

      「Wake-on-LAN スケジュール」ウィザードを使用して、スケジュールされたウェイクアップを作成および維持する方法について詳しくは、Wake-on-LAN Medic とともに Intel vPro を使用したエンドポイントのウェイクアップを参照してください。