伝達のための移植可能レポートの作成
データを検索しているときには、いつでもレポートを保存できます。一般に、レポートを他のユーザーと共有する場合は、その表示設定を「レポート一覧」内で「パブリック」に設定できます。
しかし、サイト作成者である場合は、高度な手法を使用できます。ブラウザーのアドレス・バーに表示されるのと同様に、URL の一部として、レポートの簡略説明が表示されることがあります。しかし、これは Internet Explorer の 2048 文字の長さ制限以内に収まるように設計された圧縮バージョンであり、移植可能ではありません。移植可能レポートを作成するには、以下の手順を実行します。
- 「Web レポート」ウィンドウの上部にある「データの検索」タブをクリックします。
- 表示する列および適用するフィルターを構成します。
- 「レポートを保存」ボタンをクリックします。
- JavaScript™ デバッガー (Firefox 用の Firebug など) を開きます。
- デバッガーのコンソール領域に、コマンド WR.PrintReportXML() を入力します。
この例では、Firebug を使用します。WR.PrintReportXML は、現在のレポートの移植可能 XML バージョンを出力する埋め込み JavaScript™ です。
コード・サンプルを以下に示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <BESWebReport> <Name>Example Report</Name> <Type>TemplateReport</Type> <Data></Data> <URLParameters>#wr_computerTable=%22sort%3DR-Computer%2520 Name%26dir%3Ddesc%26startIndex%3D0%26 results%3D50%26c%3DR-Computer%2520Name%26c%3DR-IP%2520 Address%26c%3DR-OS%26c%3DR-CPU%26c%3DR-Last%2520 Report%2520Time%22</URLParameters> <SourcePage>ExploreComputers</SourcePage> </BESWebReport>
- この XML をテキスト・エディターにコピーし、拡張子
beswrpt
を付けて保存します。
任意のコンテンツ・サイト内での伝達またはページへのインポートが容易な移植可能レポートを作成しました。レポートは、URLParameters
タグに囲まれています。上記のサンプルでは、読みやすくするために改行が挿入されていますが、実際の XML は連続する 1 つのテキスト行です。
注: BigFix のフレッシュ・インストール がある場合、インポート・レポート・オプションはデフォルトで無効になっている点に注意してください。カスタム・レポートをインポートするには、製品管理者が
AllowCustomReportCreation
レジストリー・キーの値を 1 に設定する必要があります。