Web レポート機能でBigFixの機能を拡張する方法を習得しましょう。
このセクションで説明するタスクは、標準的なユーザーにとって必要になることはほとんどありませんが、上級者が特殊なカスタマイズ・ニーズに対処する場合には役立つことがあります。
Web レポートは、ユーザー環境内の複数のデータベースに分散している BigFix データを表示するときに使用されます。
Web レポート・インターフェースは非常に単純で直観的です。
プログラムの「データの検索」セクションを使用すると、BigFix ネットワーク全体から収集したデータを表示し、データをフィルタリングし、レポートを作成できます。
プログラムの「レポート一覧」セクションには、上部にあるタブ・バーから該当するタブをクリックしてアクセスします。
プログラムの「管理」セクションを使用すると、アクティビティー、フィルター、アドレス、ユーザー、およびデータベースを管理できます。
Web レポートには、XML ラッパーを使用する汎用レポート・フォーマットがあります。コンテンツ・サイトからレポートを表示でき、新規レポートを追加、編集、または削除できます。
このページでは、カスタム・レポートを作成できます。このようなレポートは、実際には、印刷可能なレポートを生成するコードです。
カスタム・レポートは、HTML、関連度、および JavaScript から構成され、XML ファイル内に埋め込まれます。
データを検索しているときには、いつでもレポートを保存できます。一般に、レポートを他のユーザーと共有する場合は、その表示設定を「レポート一覧」内で「パブリック」に設定できます。
BigFix によって生成されたレポートのハードコピーを作成するには、そのレポートを CSV ファイルにエクスポートし、印刷します。
Web レポートは、印刷または電子メール送信のための PDF 文書を生成できます。
BigFix Web レポートは、インストール時にデフォルトで HTTPS を使用するように設定され、インストール中に独自の証明書を作成します。これを変更するには、HTTPS を手動で設定する必要があります。
ログ・ファイルを設定することで、Web レポートの使用状況を追跡できます。フレッシュ・インストールでは、Web レポートのロギングはデフォルトで無効になっており、その設定は存在しません。
Web レポート構成ファイルのパラメーターを設定することで、Linux Web レポートの一時ファイルのディレクトリーを指定することができます。
HTTP GET を使用して、Web レポートを照会し、Web レポートにアクセスすることができます。Web レポート・プログラムの URL およびポートを指定し、必要なコマンドをブラウザーのアドレス行に渡します。
SOAP を使用して Web レポートにアクセスすることもできます。多くのクライアント・ライブラリーでは、Web サービス記述言語 (WSDL) ファイルの場所、メソッド名、およびメソッドに渡すパラメーターが必要です。
コンソールおよび Web レポートは両方とも、データベースの情報を効率的に表示するために、メモリー内のセッション・キャッシュを利用します。
Web レポートは、コンテンツ・サイトからレポートを表示できるレポート・フォーマットを受け入れます。したがって、Fixlet アクションまたはタスクによって、新規レポートを追加、編集、または削除できます。
BigFixバージョン 10.0.8 以降では、ローカル・オペレーターによる Web レポートへのログインを無効化し、代わりに LDAP オペレーターを使用するように設定できます。