災害対応サーバー・アーキテクチャー
機密性または高可用性のニーズがある企業では、複数の完全な冗長サーバーを設置して、重大な中断があった場合でも、継続的に運用できるようにしたいと考えます。
複数のサーバーによって、負荷を分散し、さらに効率的な適用環境を作成することもできます。以下の単純な図は、冗長性を持たせるために複数サーバーをセットアップする方法を示しています。
フェイルオーバーが発生した場合は、特定の構成済みリレーが自動的にバックアップ・サーバーを検出し、ネットワークを再接続します。リレーの構成について詳しくは、リレー・フェイルオーバーの構成を参照してください。
図に関して、以下の事項に注意してください。
- BigFix サーバーは高速 WAN で接続されているため、1 時間に数回の同期が可能です。
- これらのサーバーには、正しく動作して複製を生成するために ODBC および HTTP の両方のリンクが必要です。
- ID が 0 (ゼロ) の 1 次サーバーがあります。これは最初にインストールするサーバーであり、BigFix 管理ツールを実行するためのデフォルトのサーバーです。
- 分かりやすくするために、最小構成を示しています。より現実的な適用環境では、最上位のリレーが存在し、地域オフィスへの他の WAN 接続が存在する場合もあります。
- BigFix サーバーおよびリレーは、サーバーの停止 (計画的またはその他の理由による) が発生した場合に制御が自動的に迂回され、フェイルオーバーの再接続時にデータベースが自動的にマージされるように構成されます。
- BigFix サーバーは、データを複製するために定期的なスケジュールに基づいて通信します。「BigFix 管理」>「レプリケーション」を使用して、現在のステータスを確認し、レプリケーション間隔を調整することができます。可能な範囲で最高のパフォーマンスを得るために、これらのパイプは太くする必要があります。
- この図では 2 台のサーバーのみを示していますが、追加のサーバーについてもそれぞれ同じ基本アーキテクチャーが適用されます。複数のサーバーがある場合、最短パス・アルゴリズムに従って複製が行われます。
- 停止またはその他の問題が原因でネットワークの分断が発生した場合、カスタム Fixlet または取得プロパティーは、分断されたネットワークの両側で独立して変更できます。フェイルオーバー時にネットワークが再接続されると、最も小さいサーバー ID を持つサーバーのバージョンが優先されます。