Fixlet を使用したパッチの適用

SUSE Linux パッチをデプロイメント環境に適用するには、SLE 向けパッチのサイトにある Fixlets を使用します。

始める前に

  • x86、x86_64、および s390x SUSE のパッチの場合、SCC ダウンロード・プラグインを登録します。ダウンロード・プラグインについて詳しくは、ダウンロード・プラグインの使用を参照してください。
  • 適切なサイトにサブスクライブします。
  • サブスクライブしたサイトから必要な分析をアクティブ化します。
  • 必須の圧縮ユーティリティーがエンドポイントにインストールされていることを確認します。次のパッケージがエンドポイントにインストールされている必要があります。
    • zlib
    • zypper
  • Fixlet のデプロイメント時の問題を避けるために、/var ディレクトリーが noexec としてマウントされていないことを確認します。
  • カスタム・リポジトリーを使用する場合は、Fixlet を適用する前に、「カスタム・リポジトリー・サポートの有効化 - SUSE Linux Enterprise (Enable custom repository support - SUSE Linux Enterprise)」というタスクを実行します。
  • 「エンドポイントの依存解決 - 適用結果」分析をアクティブ化すると、パッチの適用結果を表示できます。

このタスクについて

Fixlet で実行できるアクションは、パッチ・タイプによって決まります。たとえば、パッチ Fixlet は、パッチを適用する前にテスト実行を適用するオプションを提供しています。kernel 更新には、すべての kernel パッケージをアップグレードまたはインストールするオプションが用意されています。kernel 更新のデフォルトの動作は、パッケージの横並びでのインストールです。また、各 kernel 更新 Fixlet には、これらの各オプションをテストする機能が用意されています。
注: kernel 更新のアップグレード・オプションでは、既存の kernel パッケージが新しいバージョンに置き換えられます。インストール・オプションでは、以前のバージョンの次に新しい kernel パッケージがインストールされます。

手順

  1. 「パッチ管理」ドメインから「OS ベンダー」 > 「SUSE Linux Enterprise」をクリックし、ドメイン・ノードを使用してパッチ・コンテンツにナビゲートします。
    1. 「パッチ管理」ナビゲーション・ツリー
    「パッチ管理」ナビゲーション・ツリー
  2. リスト・パネルに表示されたコンテンツの中から、適用する Fixlet を選択します。作業域で Fixlet が開きます。
  3. Fixlet の詳細を確認するには、ウィンドウの上部にあるタブをクリックします。
  4. 「アクションの実行」をクリックして、Fixlet を適用します。
    • デプロイメント・プロセスを開始できます。
      2. デプロイメント・プロセスを開始するためのアクションの実行
      デプロイメント・プロセスを開始するためのアクションの実行
    • パッチを適用する前にテスト実行を適用できます。「適用の結果」分析を確認して、依存関係が正常に解決したかどうか、およびインストールが成功したかどうかを判断します。
      3. テストを適用するためのアクションの実行
      テストを適用するためのアクションの実行
    • 特定の Fixlet の Novell 技術情報を表示し、「こちらをクリックして、パッチ・ページを表示」アクションを選択して、パッチ・ページを表示できます。
      4. パッチ・ページを表示するためのアクションの実行
      パッチ・ページを表示するためのアクションの実行
    「アクション」ボックス内の該当するリンクをクリックすることもできます。
  5. 「アクションの実行」ダイアログでは、追加のパラメーターを設定することができます。

    「アクションの実行」ダイアログを使用したパラメーターの設定について詳しくは、『BigFix コンソール・オペレーター・ガイド』を参照してください。

  6. 「OK」をクリックします。