よくある質問

このセクションの質問と回答は、Patch for Oracle Enterprise Linux をよりよく理解するために役立ちます。

Oracle Linux パッチ更新のデプロイメントに失敗した原因は何ですか?

一部のリポジトリーは、Oracle Enterprise Linux の上位互換性を損なう可能性があるため、デフォルトでは有効になっていません。これにより、パッチのデプロイメントに失敗する場合があり、ユーザーは EDRDeployData.log ファイルに示されている以下のようなエラーを受け取る可能性があります。

No package kernel-devel-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 No package kernel-headers-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 No package kernel-tools-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 No package kernel-tools-libs-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 No package perf-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 No package python-perf-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 Error: Nothing to do

ユーザーは上位互換が必要かどうかを判断する必要があります。

以下のステップに従って、欠落しているリポジトリを有効にします。
注: 以下のステップは、すべての Oracle Linux バージョンに適用されます。
  1. /etc/yum.repos.d/public-yum-ol7.repo に移動して、OL7 リポジトリー・ファイルを検索します。
  2. リポジトリーのエントリー (この場合は 「ol7_MODRHCK」) が存在する場合は、そのエントリーが有効になっていることを確認します。
  3. リポジトリー・エントリーが存在しない場合は、以下のエントリーを追加します。
    [ol7_MODRHCK]
    name=Latest RHCK with fixes from Oracle for Oracle Linux $releasever ($basearch)
    baseurl=http://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL7/MODRHCK/$basearch/
    ggpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-oracle
    gpgcheck=1
    priority=20
    enabled=1
  4. 変更を保存します。
Oracle Linux にパッチを適用するために、エンドポイントにインターネット接続が必要ですか ?

はい、エンドポイントまたは BESClient は、インターネットからアクセスする構成済みの Oracle の公開リポジトリーから必要なパッケージを直接ダウンロードします。BES サーバーは必要なパッチをダウンロードしません。

BESClient がインターネットにアクセスできない場合は、カスタム・リポジトリーをセットアップします。カスタム・リポジトリーのセットアップまたは作成を行うには、Oracle のサポートにお問い合わせください。

「Oracle Linux カスタム・リポジトリー管理」ダッシュボードを使用して、Oracle Linux クライアントのカスタム・リポジトリーを登録し、管理します。

EDR ログに次のメッセージが表示され、Fixlet のインストールに失敗した場合の対処方法「警告インストールするものがありません。最新のカーネルを使用しているかどうかを確認してください」
このメッセージは、カーネル・パッケージをデプロイする Fixlet の場合にのみ表示されます。エンドポイントにターゲット・カーネル・パッケージがインストールされていない場合、またはエンドポイントのアクティブ・カーネルがターゲット・カーネル・パッケージより低いバージョンである場合、カーネル Fixlet が関連状態になります。エンドポイントに最新のカーネルがインストールされているもののアクティブに使用していない場合も、カーネルの脆弱性の対象と見なされます。

問題を修復するにはエンドポイントを再起動し、使用可能な最新のカーネルを使用していることを確認します。