重要な概念と用語

Server Automation には自動化機能が備わっています。これを使用して、IT プロセスを自動化できます。Server Automation を使用してワークフローを自動化するには、Automaton Plan を使用できます。Automation Plan には、自動化ワークフロー内の個別フェーズごとに 1 つずつのステップが含まれています。Automation Plan を実行すると、その計画に対するアクションが作成されます。その後、計画が処理されるとともに、計画内の各ステップに対して子アクションが作成されます。

最も重要な Server Automation 用語の一部を以下に示します。
Automation Plan
自動化されたワークフロー (自動化フロー) を制御する Server Automation コンテナーです。自動化プランには、1 つ以上のステップが含まれています。各ステップは、指定するエンドポイントに対して実行される Fixlet、タスク、またはベースラインです。
Automation Plan Engine
自動化プランを処理し、したがって自動化フローを実現する Server Automation コンポーネントです。Automation Plan Engine は、自動化プランを実行することでワークフローを自動化する前にインストールする必要があります。
デフォルト値
自動化計画作成または編集するときに、パラメーターおよび対象のデフォルト値を保存できます。これにより、実行時に計画を迅速に実行し、計画の再利用を容易にすることができます。
失敗ステップ
自動化計画を作成または編集するときに、自動化計画の各ステップに対して、対応する 1 つの失敗ステップを追加できます。失敗ステップは、Fixlet、タスク、またはベースラインにすることができます。ステップ・アクションが失敗し、自動化計画に失敗したステップに対する失敗ステップが含まれている場合、システムは失敗ステップ・アクションを特定して実行します。失敗ステップを、対応するステップ・アクションのすべてのエンドポイントで実行するか、またはステップ・アクションの失敗状況を返したエンドポイントでのみ実行するか、その対象を定めることができます。
ステップ失敗動作
自動化計画を設計する際には、ステップ失敗動作機能を使用します。ステップ失敗動作機能を使用すると、エンドポイントでの自動化計画のフローを制御できます。これにより、一部またはすべてのエンドポイントで自動化計画のステップが失敗したときに発生する動作を定義できます。
ステップ失敗しきい値
ステップ失敗しきい値を設定すると、失敗した対象の割合を指定して、ステップの成功または失敗を決定できます。ステップ失敗しきい値を使用すると、自動化計画内の各ステップの成功または失敗を、対象エンドポイントの合計数に対するステップの成功と失敗の率に基づいて管理できます。
Management Extender
Virtualization 機能を使用する前に、VMware vCenter または ESX ホストと通信するためのManagement Extender をインストールする必要があります。Management Extender をインストールする前に、Virtual Endpoint Manager のライセンスを有効にする必要があります。
サンプル計画
一般的な自動化シナリオをすぐに使用できるようにするための自動化計画によって、迅速に稼働できるようになります。サンプル計画を使用するには、サンプル計画のコピーを作成し、そのコピーを編集して対象のエンドポイントとパラメーターを指定します。
順次処理
自動化プランを設計して、各ステップが順番に処理される、ストレート・シーケンスで自動化フローを処理できます。これは、順次計画と呼ばれます。
並列処理
自動化フローを並行して処理するように自動化プランを設計できます。この場合、複数のステップが同時に処理されます。これは並列計画と呼ばれます。